氷の神リューネラムLyuneram, Goddess of Ice
 神
■ゼテギネア神話
 地神アネムの死を投げ悲しんだ山の神モラダの涙から氷の女神リューネラムが誕生し、それと共にモラダの涙は凍り付き、広大な凍土と氷河を生み出したという。
 フィラーハが天界の主にならんと長兄デムンザとの間で争いが起き、リューネラムはデムンザ側に付き従い戦った。さすがのフィラーハも、その太陽の熱すら反射する絶対零度の氷の壁に阻まれ、進軍を諦めた程だ。デムンザはリューネラムの庇護のもと冥界へ下り、王となったが、リューネラムはそれを見届けるとフィラーハに降伏した。フィラーハは寛大の心でそれを赦し、天界の神々の席を与えたという。
 悪逆非道な王を懲らしめるため鳥の身体にカメの甲羅と蛇の尾を持つキメラ、氷の守護獣リヘンツェルを作り出したとされる。リヘンツェルは現在リューネラムのガーディアンとなっている。
 冥氷の法衣はその加護を得た魔導師のためのローブ。

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