世界観

古代キルティア時代
 ノアの方舟より以前に剣と魔法の栄えた世界、古代キルティアと呼ばれた時代があったという…。
 偉大な魔法文化は大洪水と共に滅んだがその時代を伺い知ることのできる手がかりが存在する。
 それは時の権力者の手によって闇に封印された古文書、“グラン・グリモア”
 今の世に何冊、残っているのかまったく不明だがその本を手にした者は世界を一変させる力を持つという。
 多くの者達がその力を求めて世界中を探し訪ねたが未だにその存在を確認できてはいない。
 いつしか、その偉大な魔導書はこう呼ばれるようになった。
“究極の幻想”(FINAL FANTASY)と…。
グラン・グリモア
 古代キルティア時代、時の権力者によって闇に封印され幾年もの間人の手に触れられることもなかった古文書。読むことのできない不思議な記号や古代文字が記されており、遠い昔の英雄譚が記されている。現在何冊残っているか不明だが世界を一変させる力を持つという。
 多くの者達がグラン・グリモアを求めて世界中を探したがその存在は確認されていない。いつしか、その偉大な魔導書は“ファイナルファンタジー(究極の幻想)”と呼ばれるようになった。
 田舎町St.イヴァリースの中でも、一際さびれた一軒の本屋の片隅に眠っていたが、主人公達に発見される。彼らが本を開くと、世界は剣と魔法の世界イヴァリースに一変する。
※ベイグラントストーリーでも究極の魔法が記された魔道書の中の魔道書、グラン・グリモアと呼ばれるものがあった があくまでファンサービスであるらしい(ベイグラのネタバレ参照)
■St.イヴァリース
 世界が一変し、イヴァリースとなる前は、剣と魔法の世界ではなく、テレビや自動車などが存在する現実世界。異世界イヴァリースにはセント・イヴァリースの住人全員が来ているらしい。
異世界イヴァリース
 マーシュ達が開いた究極の幻想(Final Fantasy)と呼ばれる一冊の古びた書物、究極の魔導書「グラン・グリモア」がひなびた田舎町St.イヴァリースを剣と魔法の世界イヴァリースに一変させた。
 異世界イヴァリースは混沌と秩序が危ういバランスで成り立っており、殺し合いと戦争を禁止する法と秩序がすべてを支配する世界。漠然とした輪郭しか持たないワールドマップは混沌を示し、究極の存在ジャッジが秩序を形作る。
 マーシュ達が現実世界から逃避してできた世界であり、彼等が遊んでいたゲーム「ファイナルファンタジー」(FF12)と彼等が読んでいた古文書「グラン・グリモア」に記された遠い昔の英雄譚などの影響を受けて作られた世界である。
 
異世界にはFF12のオリエンタルな世界観が入っており、FF12の一部の登場人物・種族・召喚獣などが登場。ヴィエラ族やバンガ族は幼い主人公達がイメージした設定で、かわいらしいデザインとなっている
 このようにFFTAにはFF12につながるいくつかの仕掛けやつながりがあり、FF12の世界観・秘密が想像できるだろうと説明されている。しかしFF12とFFTAのイヴァリースは全く別物の世界であり、それぞれ独立したゲームで片方を遊んでいなくても楽しめるとも説明されている。

■イヴァリース王国
 異世界イヴァリースを支配する王国で、女王レメディとその夫でジャッジマスターであるシド、王子ミュートが王族として君臨している。ロウを制定しているのも彼ら王族。王族は国民からの人気も高い。
 また、シドは王女・王子と夫婦・親子関係であるものの同時に主従関係を結び、レメディやミュートに仕えている。ちなみに現実世界のレメディは病死している。
ロウと白銀の騎士ジャッジ
 すべての争いはエンゲージ(契約)と呼ばれ、国王によってイヴァリース全土に敷かれた法"ロウ"(イヴァリースの理とも言われる絶対的規則)に従って執り行われる。エンゲージには秩序の番人ジャッジが必ず立ち会い、ロウを監視・裁定する。彼らの審判から逃れることはできない。そのためバトルは健全な競技となっている。またジャッジは戦うことがなく、剣を鞘から抜くことがないため剣と鞘が鎖でつながっている。
 ロウを破った者にはジャッジから警告のロウカード(体制側が使用するイヴァリースのロウを司るカードの総称。また警告のロウカードをイエローカードという)を与えられ、警告のロウカード2枚で退場のロウカード(レッドカード)を与えられる。重大な反則の場合即退場もある。
 警告や退場を受けた者は、エンゲージ終了後ジャッジの裁定(ジャッジメント)を受け、犯した罪によっては、プリズンと呼ばれる施設に送られたり、罰金を課せられる。プリズン送りにされた者は一定数のエンゲージの間収容される。保釈金を積むことでその期間を短縮したり、免罪(累積カードを無くす)させることが可能。また敵を戦闘不能にした者にジャッジポイントを与えるのも彼らの仕事の一つである。
 シド・ランデルがジャッジ・マスターとしてジャッジ達を率いる。王子となっているミュートのわがままでロウは日毎に変わる。ミュートが嫌いなことがロウの対象となるという噂もある。このようにしてこの世界はかろうじて秩序が保たれている。
ロウカード・アンチロウカード
 シドやジャッジなど体制側が使用するイヴァリースのロウを司るカードの総称をロウカードと呼び、太陽のシンボルが描かれている。ロウカードをもとに研究し、エゼル・バルビエが発見した「ロウ」を無効化にする「カウンタールール」の秘術を封入したものが月のシンボルが描かれたアンチロウカード。
 ロウを新しく追加するアタッチタイプ、ロウを打ち消すカウンタータイプがある。なかにはロウに設定されたランクごとに打ち消す効果のあるカードやすべてのロウを打ち消すカードもあるらしい。
 王国側はこのことを危険視しており、エゼル・バルビエを追っている。
■クリスタル
 世界をつなぎとめるくさびとして存在する強い魔力を持つ結晶体。5つ存在し、神獣によって守護されている。クリスタルは十二宮物語で登場するゾディアックストーンとなっている。前作ではアルテマはヴァルゴ、アドラメレクはカプリコーンから呼び出されている。
 背徳の神帝マティウスはFF2のボスキャラ、暗闇の雲はFF3のボスキャラ、エクセデスはFF5のボスキャラと歴代FFのボスキャラである。
■神獣
 人間族の守護神である背徳の神帝マティウス。
 ン・モゥ族の守護神である堕天使アルテマ。
 モーグリ族の守護神である暗闇の雲ファムフリート。
 バンガ族の守護神である憤怒の霊帝アドラメレク。
 ヴィエラ族の守護神である審判の霊樹エクセデス。
 この五体を神獣と言う。彼らは何者かに遣わされており各種族と共に生まれ、各種族を象徴している。空間の狭間「ひずみ」で異世界をつなぎとめるくさびの存在であるクリスタルを守護する存在。各種族にとっての守護神でもある。彼らに勝利し実力を認めさせ、クリスタルを破壊することで、彼らの守護する種族の者がその力を借りることができる。
クラン(共同体)
 種族を超えた同志が集まり、イヴァリースにおける種族や地域ごとに依頼を請け負う便利屋組織の総称。世界各地に存在し、マーシュ達はクランを通じて、イヴァリースで発生する様々な依頼「クエスト」を請け負う。
 多くのクランはパブに集まるため、噂話やクエストはパブに集まる。請け負いたいクエストには情報料を支払い契約を交わす。クエストをクリアすると報酬やアイテム、情報を入手できる。また多くのクエストには制限日数が存在する。
■モンスターバンク
 イヴァリースでただひとつのモンスターあずかり所。代金は無料。建物はいつも掃除されて、きれい。
■飛空艇
 飛空艇貿易でバクーバは栄えており、飛空艇工房・飛空艇技師が存在。飛空艇で異国や他の大陸へ交易が行われる。個人での交易など行う者もいる。
その他
・チョコボ
ジャッジ達が騎乗している動物として登場。
種族
 異世界イヴァリースは人間の他に4種類の種族が存在。それぞれ文化をもち、習性・能力など大きく違う
■人間族Human(王者)
 もっともスタンダードな種族。突出した能力はないが、基本的になんでもこなすことができる。比較的物理攻撃に長ける。
守護神:背徳の神帝マティウス
■モーグリ族Moogle(才人)
 手先が器用で機械工学が得意な種族。好奇心旺盛で世話好き。また、ちょっとしたいたずらや人を驚かせることも好き。それは人を喜ばせるためだが度がすぎることも。魔法能力に長け、どちらかといえば、好戦的であるため黒魔法を得意とする。語尾にクポがつく。
守護神:暗闇の雲ファムフリート
ヴィエラ族Viera(狩人)
 気高く麗しい女狩人。しなやかな体格を活かした俊敏な動きが特徴で生まれながらのハンター。とがった耳は敏感な聴力を持ち精霊と交信することができるという。その集中力は凄まじく、特定の部位までも的確に狙い打つことができる。女性しかいない。
守護神:審判の霊樹エクセデス
バンガ族Bangaa(猛者)
 トカゲのような尻尾を持っている。気性が荒く好戦的。肉体は強靭で、腕っぷしの強さを活かした攻撃を得意とする。彼らにとって「トカゲ」と呼ばれることは最大の侮辱。しゃべる時、んがンになる。
守護神:憤怒の霊帝アドラメレク
■ン・モゥ族Nu Mou(賢者)
 争いを嫌う穏やかな種族。気の流れを読み、時の流れを操ることができる。全ての種族の中で一番魔法に関する能力をもった種族で、どの種族からも一目を置かれている存在。
守護神:堕天使アルテマ
 王者の月20日
 猛者の月20日
 賢者の月20日
 狩人の月20日
 才人の月20日

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