□Q版世界観-魔法文化
□世界の始原
 
 「その始源、世界は天と地の区別はなく、スープのような状態であり、ただ虚無だけが満ちていた……。一筋の光がその世界に生まれると、光は闇を作り出した。光からガリンガ、闇からはウンディガという二人の巨人が生まれ、互いにいつ果てるとも終わらぬ戦いを始めた。」
 ゼテギネア神話の書き出しにある世界の始源についての記述。この後、どのようにして世界が生まれたのかは不明だが、この光と闇の巨人の戦いが影響していることは間違いないだろう。
 
□天界
 
■黎明期
 神々の住む世界。かつては地上と区別がなかった。
 黎明期の天界は圧倒的な力で天神ボラと地神アネムが支配し、悪行を繰り返していた。彼等は、最初の子である炎神ゾショネルをはじめ、太陽神フィラーハ・海神バスク(バセクサ)等の神々を生み出していく。
 
■フィラーハの反乱・地上世界の誕生
 太陽神フィラーハや海神バスクら兄弟神は、自分達の親であるボラとアネムの悪行を見かね、天界を賭けた戦いを挑む。永きに渡る苦闘の末に両親を倒したが、ボラはその死の間際最後の力を振り絞り、戦争と勝利の女神イシュタルを誕生させた。ボラは最後に、自分の代わりにフィラーハを倒すよう言い遺し息絶えるが、彼女は父の悪行をとっさに悟り、恥じてフィラーハに従ったという。新たな天界へ迎え入れられたイシュタルは、天界に確固たる正義と厳格なる秩序をもたらした。
 また、天と地を司る神の死別によって、天と地は切り離された。その時の軋みによって大地神バーサが誕生する。
 
■古代有翼人
 かつて古代有翼人は天界を支配したといわれ、その末裔としてバルタンがいる。
 燃えるような赤い髪がその高貴な血の証とされているが、古代有翼人達が皆赤い髪をしていたかどうかは定かでない。
 
■天使
 神の秩序を守る神の使徒であり、主なる神のため、そして神が愛を注ぎし人間のために生きる存在。
 『神の意思により天界から地上へと派遣され、神と人間とを仲介するもの。伝説のオウガバトルでは神の使徒として、人間とともにオウガと戦った。』
 フェーリスの士官学校ではこのように教えられている。
 フィラーハが下界との干渉を禁じた後も、僧侶との契約があれば干渉することができる。人間が天使達を呼ぶには神からの祝福を受け、天使長と契約を結ぶ必要がある。また天界には、人間と感情で関わってはならないという掟があり、もちろん人間もそれに従わなければならない。
 ゼテギネアの反乱が起きる前、フィラーハはラシュディとの契約を禁じているが、天使長ミザールがそれを破ってしまった。
 清い心を持った人間が死亡した時、稀にエンジェルナイトとして転生することがある。
 
■堕天
 天使は神の命に絶対服従であり、それに逆らうことは、すなわち罪。罪を犯せし天使に与えられる罰は堕天。天使は自らの存在に疑問を抱いた瞬間、堕天する。
 堕天した天使は天界を追放され翼と環は黒く染まりダークエンジェルとなる。また天界を追放されること自体を堕天と呼ぶらしく、ミザールの例から心の中で完全に神を裏切らなければダークエンジェルとはならないと考えられる。
 
■カオスゲート
 地上世界と異世界をつなぐ神が造りし神の道。
 カオスゲートは通常人間の目では見ることができない。聖剣の力を借りない限り。封印を施されているが、聖剣ブリュンヒルドや強力な魔力で解くことができる。
 ダニカが開いた地上と魔界を繋ぐジェネレーターとどう違うのかは不明。
 
■その他の神々
 海神バスクと大気神フォーラとの間に生まれた水神グルーザは、イシュタルと同じく甲冑を身に着けて誕生したことと、バスクから苛烈ともいえる勇敢さを色濃く受け継いでいたことから天界では50万の水軍の将としてフィラーハに仕えている。グルーザの恐ろしさが垣間見れるのは夫である快楽神ザムンザが浮気した時である。ザムンザはその名の通り、快楽を旨とする神であり浮気は日常茶飯事。その度に嫉妬に狂い、巨大な竜の姿となって激しい嵐を呼ぶ。その怒りと復讐心はフィラーハさえもたじろぐという。
 大地神バーサは太陽神フィラーハと協力して広大な地上世界に恵みを与え、生命を創造した。知神ホルプと正義の女神フェルアーナとの間に生まれ、俊敏さと英知を生まれながらに兼ね備えた風神ハーネラは生まれたばかりの地上世界の繁栄を助ける為大地を踏みしめ、その足跡から地上の風を操る四風神を誕生させた。南風神ノトス・東風神エウロス・北風神ボレアス・西風神ゼピュロスがそれである。ハーネラは地上世界を駆け回り、濃密な大気を吹き飛ばすと暗雲を払って太陽を呼んだ。また四風神に天候を操らせ、地上に生命を広げていった。
 
■天空の島
 神と人間は互いに交流しあい、神と人の時代が幕を明ける。
 この時代に、神の魔法によって浮遊するという天空の島が打ち上げられた。ゼテギネア大陸の上空にはオルガナ・ムスペルム・シグルド・シャングリラの4つの島が浮かぶ。この地には地上の戦乱を嫌い、天空へ逃れた人々の末裔が住んでいる。
 シャングリラにはフェルアーナが、その他には三騎士達がいる。
 
■天空の三騎士
 元々下界の戦乱で戦った勇者、フェンリル・スルスト・フォーゲルのこと。
 シグルドの崩壊を起こしたフォーゲルは罪を償うために神の命令によって天空の騎士となった。更に下界の戦乱で戦った勇者、赤炎のスルストと氷のフェンリルが天に召され、フィラーハから永遠の命が与えられ神の戦士に生まれ変わった。三人は天空の三騎士と呼ばれるようになり、オウガバトルにおいて著しい戦果を上げた。神の十二使徒と共に魔界へ通じるカオスゲートを封印。人間に勝利をもたらし、天界へと帰る。
 
■神の十二使徒と十三番目の使徒ドュルーダ
 愛と慈悲の心を魔力に変えることができる白き魔導師、善なる心を神に認められた十二人の賢者達のことで、神に仕える者の証として、フィラーハ神の祝福が込められ神の力を秘めた宝石を一つずつ持っていた。
 しかし、十二使徒の中で最も優れた賢者ドュルーダは白き魔導を極めると更なる力、暗黒の力を求めた。ドュルーダを恐れた他の賢者達は彼の魔力をキャターズアイに封じ込めた。ドュルーダがその後どうなったかは不明だが、天空の三騎士は新たに賢者を迎え入れ、十二使徒とした。ドュルーダは13番目の十二使徒、裏切りの使徒などと呼ばれている。
 ドュルーダの魔力を封じた魔石キャターズアイは裏切りの使徒の証であり、“破壊”を司り、猫の目のような光を放つ神秘の宝石。持つ者は強力な魔力を手にするだけでなく、魔界の神々と自由に契約できるという。それ故神々の手で天界の奥深くに隠された。
 オウガバトルにおいて、十二使徒はフィラーハによって天界から召還され、天空の三騎士と共に魔界へ通じるカオスゲートを封印。人間に勝利をもたらした。オウガバトルの後、十二人の賢者たちは野に下り地上人に多くの知識と共に神の教えを広めたことから神の十二使徒と呼ばれるようになった。ロシュフォル教の原型となったのはこの十二使徒の教えである。その後十二使徒は白き魔導とはいえ、その凄まじい破壊力を恐れ、それぞれの魔力を12個の宝石に封印することにした。賢者たち亡き後、神の教えを正しく受け継ぐ者が現れるまで、世が乱れ悪鬼が現われる時まで。賢者達の願いを込めた宝石はいつしか十二使徒の証と呼ばれるようになった。十二使徒の証の正当後継者は正義を司る女神フェルアーナに託された神の弟子ヤルの教えを刻んだ石版ヤルのタブレットを持つ者とされた。フェルアーナは天空の島シャングリラの神殿におり、彼女に会うための資格として3つの秘石、明の秘石ジェムオブドーン・真の秘石オールドオーブ・知の秘石賢者の石が必要である。これらの秘石はシャングリラ城に財宝として保管されることになった。
 
■十二使徒の証
  第一の証“支配”を司るブラックアゲート:Garnet
  第ニの証“神聖”を司るイエローベリル:Amethyst
  第三の証“平和”を司るラピスラズリ:Aquamarine
  第四の証“聖戦”を司るレッドアンバー:Diamond
  第五の証“聖母”を司るクロスストーン:Emerald
  第六の証“統治”を司るオニックス:Pearl
  第七の証“栄光”を司るターコイズ:Ruby
  第八の証“知性”を司るマラカイト:Peridot
  第九の証“勝利”を司るサードニックス:Sapphire
  第十の証“慈愛”を司るアメシスト:Opal
第十一の証“栄華”を司るカーバンクル:Topaz
第十二の証“王者”を司るブディッサイ:Turquoise
第十三の証“破壊”を司るキャターズアイ:Gem of All
(裏切りの使徒の証)
 
■大天使シャヘルの反乱
 神は愛する人間の為に、大天使シャヘルに対して人間のために戦い、人間のために死ねと命じた。シャヘルはその命に不満を持っていた。シャヘルは神を愛していた。神が人を愛するように自分も愛されたいと望んでいた為である。それでも愛する神の期待に応えるため、神聖剣アンビシオンを手に戦い続けた。
 オウガバトル後も争いを続けるにもかかわらず、それでも神に愛情を注がれる人間への嫉妬が抑えられなくなっていた。人を妬んだ天使は、その妬みの暗い心によって闇のものへと変わってしまう。神に振り向いてもらいたいと反乱を起こし、自らの存在に疑問を持ったシャヘルは、堕天し始める。そのまま堕天し魔の者になることを哀れんだ光の神は、完全に堕天する前に左の角を折って力を奪い、永遠に悔い改めよと二度と外に出られぬようにオウィス島北方のウルトゥル山脈に封じた。オウィス島は神の創った牢獄であり、山は神の降り立つ地、神の住む処、天と地のはざま、境界の世界。オウィス島はそんな不安定なところにある場所である。光の神は堕天使の角から聖槍ロンギコルニスを作り出し、それによって堕天使の封印をより強固なものとした。
 
■神話の時代の終焉
 オウガバトルが終結した後になっても、人間は争いを止めようとはしなかった。勝利に溺れる人間は、“争い”は次の文明を生む“礎”だと語る。人間に助力したことを悔やんだ聖なる父・フィラーハは、天界に住む他の神々や戦士たちに下界と関わることを禁じた。フィラーハ
の命により全ての神々は天へと戻っていった。
 下界を哀れんだ三騎士の一人フェンリルは命令に背き、いつでも神の助力を得られるようにと一本の聖剣を残した…。
 聖剣の名はブリュンヒルド。この剣を持つ者は神と交信出来ると言われており、それは同時に天空や魔界を行き来するために使用されると言う。人々は聖剣を崇め、その剣を密かに隠すことにした。来るべきオウガバトルの再来のために…。
 怒ったフィラーハによって、フェンリルは天界の流刑地オルガナに監禁された。聖剣を持った人間が現れるまでオルガナから出る事を禁じたのだった。
 
■三神器
 カオスゲートなどの全ての封印を解除することができる聖剣ブリュンヒルド。
 民の心をつかむことができる王者の証、聖杯。そして慈愛と正義の証、聖なる腕輪。これらは真の王者としての証である。
 
■中立を貫く女神ゾショネル
 天界を震撼させた一連の出来事に対して中立を貫き通し、沈黙しつづけた女神がいた。発展と破壊を司さどる炎神ゾショネルである。炎を自在に操るその絶大な力は、天界を統べる太陽神フィラーハや冥界の王デムンザさえも凌ぐといわれている。炎に包まれた妖艶な姿もさることながら、戦いにおいては最大最強。世界のすべてを無に帰すまでの力を生まれつき持っていた彼女は、その力を恐れ、重厚な仮面と鎧を身に着けることで、その美しい姿と強大な力を本心と共に永久に封印してしまった。
 沈黙を続けるゾショネルの態度にフィラーハや他の兄弟神達は苦々しく思いながらも、それをただ黙認するしか手立てはない。世界最強の神に意見できる力を持つ神など存在しない。
 ひっそりと隠遁生活をしている彼女だが、自分に助けを求め、自分の強大な力が本当に必要とされる時、その仮面と鎧を脱ぎ捨てて救いの手を差し伸べるという。まだその時は来ないのだ。
 
■堕天使ミザールとラシュディ
 天使には下界の者と感情で関わってはならないという掟がある。人間と関わる場合、僧侶などとの契約によって召喚される。また、賢者ラシュディに対する契約は禁じられていた。
 天使長ミザールは、この掟を破り、ラシュディを愛してしまった。ミザールはラシュディの願いを叶えるために禁忌の石キャターズアイを渡してしまう。これによって賢者ラシュディは莫大な魔力を得ることになり、大乱のきっかけを作った。
 
■三賢者
 神の十二使徒の末裔でシャングリラ城にいた三人の賢者、大司祭ポルトラノ・白魔導師ギゾルフィ・魔女タルトのこと。
 ゼテギネア暦220年頃、フィラーハの命令でフェルアーナに授けられた3つの秘石と共に下界に下り、勇者の資格を持つデスティンらにそれらを託す。
 
■3つの秘石
 明の秘石ジェムオブドーン・真の秘石オールドオーブ・知の秘石賢者の石。3つの秘石はフェルアーナに会うための資格でオウガバトル時代から受け継がれているという。天宮シャングリラの城に保管されていたが、フィラーハの命令を受けた三賢者によって下界に持っていかれた。
 
■ティンクルスター
 古来より伝わる誇り高き勇者の証のエンブレム。選ばれたものにしか与えられない。これなくして神の祝福を受けることはできず、天空の三騎士の協力を得るにはなくてはならないもの。
 
天界関連事項
○エンジェルナイト
 白銀に輝く鎧に身を包み込んだ天界の戦士。神の定めた摂理に逆らう者を全て消し去る。
○セラフィム
 白炎をまとい、光り輝く存在。その身から放たれる聖なる力は、邪悪なる存在を全て消し去る。
○ダニカ神
 神樹から伸びた、葬儀と豊穣の力を支配する触手。腐敗の息吹を吐き、罪深き者達を大地へと還す。
○ディバインドラゴン
 神であり悪魔でもあるという。心清き人間には神となるが、心醜き人間には恐怖をもたらすという。私腹を肥やそうとすした幾人もの人間が餌食となった。
○バハムート
 伝説の神竜ディバインドラゴンの末裔と云われる。神聖系ドラゴンの最上位クラス。
○バルタン
 天界を支配したと云われる古代有翼人の末裔。燃えるような赤い髪が、その高貴な血の証である。
○プラチナドラゴン
 神の祝福を受け、白銀に輝く鱗を得たドラゴン。広範囲に効果のあるサイクリドブレスを吐く。
○ダークエンジェル
 大いなる神にそむき、天界を追放された天使。その羽は闇の色に染まり、心もまた黒くけがれている。
○シャヘル
 聖なる力と邪なる力をかねそなえる超越した存在。堕天の罪を負うその姿は、美しくもおぞましい。白き羽は仇なすすべてのけがれを打ちはらい、黒き翼は輝ける光を闇に返す。
○ゲートキーパー
 ダニカ神がカオスゲートに配した騎士。神に創られた者であり、ただ使命の為に剣を振るう。
○太陽神アマツカミ
 最東の国の太陽神。ゼテギネア大陸では邪神と呼ばれる。
○雷神トール
 雷剣ジグムンドを鍛え、その雄叫びから雷鳴のヘルムを生む。
○天使言語
 サッドソング・サイレントソング
 
地上
 
■地上と生命の誕生
 天界黎明期、天神ボラと地神アネムが支配する時代では天界と地上の区別は無かった。フィラーハの反乱によって天と地を司る神々は死別。天と地は切り離された。
 大地神バーサは太陽神フィラーハと協力して広大な地上世界に恵みを与え、生命を創造した。
 知神ホルプと正義の女神フェルアーナとの間に生まれ、俊敏さと英知を生まれながらに兼ね備えた風神ハーネラは生まれたばかりの地上世界の繁栄を助ける為大地を踏みしめ、その足跡から地上の風を操る四風神を誕生させた。南風神ノトス・東風神エウロス・北風神ボレアス・西風神ゼピュロスがそれである。
 ハーネラは地上世界を駆け回り、濃密な大気を吹き飛ばすと暗雲を払って太陽を呼んだ。また四風神に天候を操らせ、地上に生命を広げていった。
 
■人間の創造
 ラシュディの仮説によれば神は人間に全ての要求に応えるべく無限の可能性を与えたという。その証拠に人間はあらゆる能力を伸ばす事ができる。
 しかし、神は、神を超える可能性を恐れた。そして、その可能性に封印をした。封印が解かれた時、人は人以上の力を手にする。しかし、多くの人は力の解放と共に、その心と肉体を冥い感情に囚われ暗黒道に堕ちてしまう。人以上の力を手にするには、強い精神力を持って、自らの心と肉体を制御しなければならない。
 
■古代ボルセニア期
 まだ人類が文明を持たぬ古代ボルセニア期、ゼテギネア大陸とその周辺に古代高等竜人族が築いた巨大文明が存在した。彼等はゼテギネア期に続く魔法文化を築いたが、彼等の滅亡と共にその多くは失われた。遺跡から彼らの作った魔法、竜言語魔法の呪文書が発見される。
 
■神と人間の時代
 神とと人間は互いに交流し合い、ここに神と人の時代が幕を開ける。
 人がその手で社会を作り出した頃、バーサはある人間の王に恋をする。ガリシア大陸の後にパラティヌスと呼ばれた辺りを領土とする古の王である。神の掟により人との契りは禁じられていた。しかし恋に囚われたバーサは古の王との間に子供をもうけてしまう。
 娘『ダニカ』はバーサと同じく『豊穣』の力を持ち、王の治める大地に繁栄をもたらした。バーサに愛された金の民は、神から得た知識で早い段階から農耕・牧畜生活を営んでいた。
 これを見ていた魔界の王にして冥界の王でもあるデムンザはダニカをたぶらかし、冥界に連れ去ってしまう。
 娘を奪われたバーサと王の悲しみは、地上を冷たく作物の育たぬ世界へと変えてしまったが、その涙が枯れた時、バーサはダニカを取り戻す事を決意する。バーサは冥界へと続くカオスゲートを開き、王と共に冥界へと下った。バーサが冥界に行き来した時冬が発生し季節ができたといわれている。
 デムンザはバーサに対し、ダニカを返す条件として『魔界に恵みを与えること』を要求した。それを受け入れたバーサは、ダニカと共に痩せた魔界の大地に恵みを与え、デムンザの手からダニカを取り戻す。しかし、ダニカは魔界の果実<ざくろの実>を口にし、デムンザの妻としての契りを結んでしまっていた。魔界に属した為に、天界へと戻ることも出来ないダニカ。それを不憫に思った王とバーサは、静かに眠るダニカの身体を五つに分け、心を司る体だけを地中深くに封印したのだった。
 
■オウガバトル
 デムンザはバーサから得た恵みを糧に、魔界と地上をつなぐカオスゲートを開き、地上への侵攻を始める。ここに端を発し、人間達をも巻き込んだ神々の大戦争、『オウガバトル』が勃発する。冥界の公爵、暗黒神アスモデはデムンザの命によりオウガと呼ばれる悪魔108部隊の筆頭として地上界へ侵攻。天界の王フィラーハに戦いを挑む一方でオウガに人間を襲わせ大規模な殺戮を行っていく。
 戦いは何千年にも及び、人間は神を、悪鬼は悪魔を味方につけ戦い続けた。軟弱な人間は悪鬼たちの圧倒的な戦力の前に成す術なく、多くの人間が殺され、カストラート海に追い詰められ、滅亡の寸前まで追いやられた。フィラーハによって天界から召還された十二人の賢者は天空の三騎士と共に大地と魔界をつなぐカオスゲートを封印し悪魔の助力を断ち切ることに成功した。瞬く間に形勢は逆転し、人間が勝利して大地の覇権を手にした。
 天空の三騎士は天空に戻り、神の十二使徒は野に下り地上人に多くの知識を与え、神の教えを広めた。ロシュフォル教の原型となったのはこの十二使徒の教えである。
 
■神話の時代の終焉
 オウガバトルが終結した後になっても、人間は争いを止めようとはしなかった。勝利に溺れる人間は、“争い”は次の文明を生む“礎”だと語る。人間に助力したことを悔やんだ聖なる父・フィラーハは、天界に住む他の神々や戦士たちに下界と関わることを禁じた。フィラーハの命により全ての神々は天へと戻っていった。
 バーサは亡き王の大地に山々を創り、それを天へ戻る為の道としたのだった。(これにより人と神の時代は終焉を迎える)
 下界を哀れんだ三騎士の一人フェンリルは命令に背き、いつでも神の助力を得られるようにと一本の聖剣を残した…。
 聖剣の名はブリュンヒルド。この剣を持つ者は神と交信出来ると言われており、それは同時に天空や魔界を行き来するために使用されると言う。人々は聖剣を崇め、その剣を密かに隠すことにした。来るべきオウガバトルの再来のために…。
 
■レクサールによる大陸統一
 
■ローディス教成立
 聖者ローディスの教えからローディス教が興る。
 ガリシア大陸の西方にローディス教を信仰する国家・民族の集合体としてローディス教国が興される。
 ローディス教はアヴァロン島を聖地としており、異端者により占領されたアヴァロンを取り戻すためローディス教国はゼテギネア暦191年・216年・238年と大規模な遠征(光焔十字軍遠征)を行った。
 この対外遠征によって、ローディス教への改宗に従わない近隣諸国に聖戦を発動し、侵略・教化を行う。また、属国には自治権が認められるため、自らローディスの庇護下に置かれることを望む者達が少なからず存在した。その結果ガリシア大陸西方の大部分はローディス教国領となった。
 
■ロシュフォル教成立
 ゼテギネア大陸では、ゼテギネア暦180年頃戦乱を治めた五人の勇者の一人、皇子ロシュフォルによってロシュフォル教が興された。ロシュフォル教はゼテギネア大陸全土に広まっていった。
 ロシュフォル教は十二使徒の教えを原型としており、天空の島にまで広がっている。このことから、ロシュフォル教は神々にも認められた宗教といえる。
 また、ロシュフォル教はアヴァロン島を総本山としており、ローディス教国が光焔十字軍遠征を行うきっかけとなったものと推測できる。
 しかし、ゼテギネア暦227年、神聖ゼテギネア帝国の大陸統一によってロシュフォル教は弾圧されるようになる。
 
■勇者デスティンの登場
 ゼテギネア暦250年、旧ゼノビア王国の残党を中核とする反乱軍が結成される。この反乱軍を指導したのはシャロームにいた無名の青年剣士デスティン・ファローダである。
 彼は王道を歩み、聖なる父・フィラーハの祝福を受ける資格を得た。真の王に与えられる三神器・神の十二使徒の教えを受け継ぐ継承者として神の十二使徒の証を集めることに成功。
 天空の三騎士の助力を受け、神聖ゼテギネア帝国を崩壊させ、大陸には新生ゼノビア王国が誕生した。これによりロシュフォル教も以前のように信仰されるようになった
 
■大いなる戦い
 聖地アヴァロンを取り戻そうとして侵略を続けるローディスとゼノビアの間で戦いが始まる。
 また、東方騎馬民族がゼテギネア・ガリシア両大陸の覇権を狙ってパラティヌスに侵攻。
 これらの戦いで、マグナス・ガラント率いるパラティヌス軍が東方騎馬民族を退け、ゼノビア王朝による大陸の統一がなされる。この物語でオウガバトルサーガは幕を閉じている。
 
■ゼテギネア期の終焉
  B.C.3000年頃ヒッタイト人が小アジアを中心とする地域を統一。ゼテギネア神話信仰が廃れる。
 
■地上関連
○???
 かつて人間と呼ばれていたものが、狂気にかられ変容したそのなれの果て。それは太古の時代、大地の覇権をかけ人間と争った悪鬼の姿を連想させる。
○オーヴァーロード
 究極の力を手に、人々の頂点に立つ運命の王子。洗練された剣術と共に、合成魔法も行使できる。
○フレイルモナーク
 暗黒道に堕ち、強大な力を得た狂える君主。王家の血をもって合成魔法を行使する。
○ダークプリンス
 暗黒道に堕ち、強大なを手にした闇の皇子。携える剣に冥い波動を乗せ、悪霊までも召喚する。
 
□魔界
 
 その世界は荒廃した土地で、冥界を統べるデムンザによって支配されている。
 
■オウガの誕生
 神々が人間を創造した頃、魔界では悪魔達が、人間と祖を同じとする悪鬼を生み出し下僕とした。魔界は皆自分の感情や欲求に従い、自由に生きる。ただ一つの法が強さである。荒廃した大地で憎しみに支配されたオウガは生きている。
 
■デムンザの策略
 大地神バーサと人間である古の王の娘『ダニカ』は、バーサと同じく『豊穣』の力を持ち、王の治める大地に繁栄をもたらしていた。これを見ていたデムンザはダニカをたぶらかし、冥界に連れ去った。魔界の果実<ざくろの実>を口にさせ、夫婦としての契りを結んだ。これによってダニカは魔界の女王として魔に属してしまう。
 ダニカを取り戻すために冥界に訪れたバーサと古の王に対し、ダニカを返す条件として『魔界に恵みを与えること』を要求した。
 それを受け入れたバーサは、ダニカと共に痩せた魔界の大地に恵みを与え、デムンザの手からダニカを取り戻す。
 
■オウガバトル
 デムンザはバーサから得た恵みを糧に、魔界と地上をつなぐカオスゲートを開き、地上への侵攻を始める。ここに端を発し、人間達をも巻き込んだ神々の大戦争、『オウガバトル』が勃発する。冥界の公爵、暗黒神アスモデはデムンザの命によりオウガと呼ばれる悪魔108部隊の筆頭として地上界へ侵攻。天界の王フィラーハに戦いを挑む一方でオウガに人間を襲わせ大規模な殺戮を行っていく。アスモデはその暗黒の力で地上世界に暗雲を呼び、天界と地上界の交信を絶つ。また自ら発する冥い波動で、多くの人間を次々と暗黒道へ堕としていった。
 戦いは何千年にも及び戦いは熾烈を極めた。軟弱な人間は悪鬼たちの圧倒的な戦力の前に成す術なく、多くの人間が殺され、カストラート海に追い詰められ、滅亡の寸前まで追いやられた。
 しかしフィラーハによって天界から召還された十二人の賢者は天空の三騎士と共に大地と魔界をつなぐカオスゲートを封印し悪魔の助力を断ち切ることに成功した。瞬く間に形勢は逆転した。帰る場所を失った悪魔達は次々に神に封印されていく。デムンザに従い悪魔やオウガを統べた破壊神ディアブロはシャリーア島に封印。108の部隊を失った暗黒神アスモデは最後まで臆せずに戦ったが、勢いを得た神々と人間達の前についに力尽きた。しかし封印される寸前、アスモデは不吉な予見を残す。いつの日か「オウガバトル」が再来すると……。ところがオウガバトル以降は、他の魔神と比べて穏やかで、地上に闇の力を送り続ける程度である。錬金術師ガッサムにギャンブルで負けたことが原因で人間に手を貸すこともあり、後にアライメントを司る神として崇められる。
 最後まで抵抗した魔界の将軍、暗黒のガルフはアンタリア大地に逃れるも、結局は天空の三騎士に魔力を封じられアンタリアに封印されることとなる。そして、ついに人間が勝利した。
 オウガバトルの再来を予言して、悪鬼たちが地上を去っていった。一部のオウガは地上に残ったとされている。その末裔がゴブリン族である。
 
■セカンドオウガバトル
 地上にいる魔界の住人が魔界の女王ダニカの復活を画策。パラティヌスにおけるカオスゲートから魔界の住人が溢れ出し、ダニカ神が復活。しかし、カオスゲートは崩壊され、デスティンやマグナスの活躍によりダニカ神も再び眠りについた。
 しかし、オウガでもある人間同士の大戦、大いなる戦いによってオウガバトルが再来する可能性がある。
 魔界には人々を喰らい地上を我が物にせんと企む多くの魔神が存在し、魔界の王の復活を待っている。来るべきオウガバトルの再来を…。
 
■魔界関連事項
○ウンブラ
 魔界の闇を呼び出して敵全員の精気を奪う。
○メズマライズ
 炎系ブレス攻撃魔界の炎を吐き出しダメージを与え、一定の確率で「眠り」状態にする。
○ヴァンパイア
 夜を統べる闇の眷属。不死の肉体と強大な魔力を誇るが、日中は棺桶の中に閉じこもってしまう。
○ウェアウルフ
 闇の訪れと共に獣化したライカンスロープ。元が人間とは思えぬ身のこなしと殺傷力を持つ。
○オウガ
 巨大な体躯と灰褐色色の肌を持つ魔界の重戦士。大地の覇権をかけ、人間と戦ったと云われている。
○グレムリン
 魔界の血を受け継ぐ小悪魔。醜い姿とは裏腹に、寂しがり屋で人懐っこい。
○ゴーゴン
 頭に無数の蛇を生やし、蛇の下肢をもつ異形の者。魔に属し、見る者を全て石と化す邪眼を持つ。
○ゴブリン
 魔に属し、額に角を持つ鬼人。地上に残ったオウガの末裔と云われ、人を超える腕力と耐久力を持つ。
○サテュロス
 魔に属する異形の者。山羊の様な角と下半身を持つ魔界の魔法戦士。人と変わらぬ知能を有する。
○ダニカ神
 冥い感情に支配され、魔界の王女と化したダニカ。大地の力と神の力、そして魔の力を行使する。
 魔界の樹から伸びた、闇と暗黒を司る触手。猛毒の息吹を吐き、愚者に永遠の苦しみを与える。
○デーモン
 強大な魔力を操り、魔に属する者を統べる指揮官。かつて神と呼ばれた霊的階級の末裔と云われる。悪魔が醜い姿をしているというのは間違い、多くの場合、外見は人間と変わらない。
 「悪魔」すなわち魔界の住人。人間の魔術師によって召喚されたと思われる。その特異な外見よりも、むしろただよう邪な嫌悪感を引き起こす。
○ブラックドラゴン
 魔界の洗礼を受け、漆黒の鱗を持ったドラゴン。広範囲に効果のあるロトンブレスを吐く。
○ヴリトラ
 漆黒のウロコを持つドラゴン。闇夜のごとく巨大な翼で飛行する姿は、魔界の血を受けつぐものにふさわしいまがまがしさである。
○レッサーデーモン
 悪魔の中でも下位に類される者。とはいえ悪魔であることになんら変わりはない。人と同等の知能を持ち、己の欲と快楽にのみ忠実な魔界の戦士。
○ダークアイ
 闇の巨人。精霊の1種らしい。説得には応じない。見た者を石に変えてしまう「邪眼」を持つため、対戦する場合は盾の装備を忘れてはならない。
○ダークウィング
 暗黒鳥。厄をもたらす凶鳥として恐れられている。「石化」効果を持つペトロブレスを吐く。説得には応じない。
○ダークエレメント
 肉体を失ったドルガルアの思念体。その力は人間を越え、神の領域にまで達している。生前の記憶はほとんど失われ、生に対する憎悪と現世に対する執着心のみで存在している。
○ダークストーカー
 魔界の血を受け、闇の中にだけ生きる姿無き襲撃者。闇にまぎれて身を隠し、獣のような素早い動きで不意を突く。吸血鬼やワーウルフの同類と言われるが真実を知る者はいない。
○ダークドラゴン
 魔界の血を受け、闇の中でだけ生きる闇の竜。ドラゴンの一種だが地上で見る事はない。
○ティアマット
 破壊神リュングヴィの末裔といわれ、魔界の血を受け継いだ暗黒竜。恐怖をまき散らし周囲3パネル以内の敵の戦闘能力を下げるという特殊能力を持つ。
○デスバハムート
 バハムートと同様に神竜ディバンドラゴンの血を受け継ぎながら、暗黒道に堕ちた竜。
○ルシファークロー
 暗黒神ダグザの流した血から生まれたと言われ、その身体を流れる血は、氷より冷たいとか。「眠り」効果を持つコールドブレスを吐く。説得には応じない。
○ルフ
 死者の宮殿に巣喰う超大型の魔鳥。オウガバトルの際、魔神達の乗り物として活躍した。「毒効果を持つポイズンブレスを吐く。説得には応じない。
○レイブン
 暗黒道に堕ちた有翼人。漆黒の羽毛を持つ。説得には応じない。性格は極めて凶暴で、血を好むと言うより血を見るまで戦いを止めないと言うのが正しい。
○ダーククエスト
 邪悪な呪いで敵の周囲に悪霊を呼び出し、魔界よりのびる悪霊の手によって一定範囲の敵にダメージを与える。
○ダークブレイズ
 魔界の炎で一定範囲の敵にダメージを与えると同時に能力を低下させる。
○暗黒神オズモ
 恐怖と狂気を喰らう魔神。死霊の指輪を持つ。
○邪神セントール
 古の邪神の一人。その姿を模った像は民間の間で魔除けとして使われている。像は一つ一つのデザインが微妙に異なるらしい。
○暗黒神ダグザ
 生と死を司る暗黒神。その血からダグザハンマーや伝説の怪鳥ルシファークローが生まれたという。
○ディアブロ
 オウガバトルの時代、多数の悪鬼を従えた魔神の一人。生きとし生ける者の死を望み、全ての破壊を望む破壊神。P.Y.250魔導師ラシュディによって封印を解かれるが反乱軍の活躍によって再び封印される。ディアブロを賛歌した禁書ソドムの詩集やゾンビブーツ等がある。
○リュングヴィ
 その末裔には魔界の血を受け継ぐ暗黒竜ティアマットがいる。
 
□冥界・冥府
 
 魔界の一部なのか、別の世界なのかは不明。魔界を統べるデムンザが支配している。
 冥府とも呼ばれるが、冥府はオードルが支配するとされており、一体どうなっているのかは不明。
 天界も死んだ人間が行くところであるようなのでこちらは地獄で、天界は天国と考えればよいのだろうか?鬼(オウガ)も存在するので。
 
冥界関連事項
○アビス
 地獄の門を開くことで生者の魂を奪い取り、HPを大量に奪う。敵にダメージと眠りの効果を与える。これは冥界のことなのだろうか?
○サバト
 魔眼に焼きついた冥界の映像を放出し、ステータス異常を引き起こす。
○サモンダークネス
 冥界の扉を開き、周囲に魔界のユニットグレムリンやスケルトン、ゴーストなどのユニットを召喚する。時にはエンジェルナイトを呼ぶ者もいる。
○ディセント
 冥界の奥底より、聖魔の名において悪しきしもべ共を召喚する。プレデター・ダークストーカー・ギガジャイアントを呼ぶ。
○ヘルズゲート
 恐るべき闇の力が、魂を冥界へと引きずり込む。この技を受けた者は意識を失い、あるいはそのまま永遠の眠りにつく。
○ケルベロス
 地獄の門番と恐れられる三つ首の魔犬。その鋭い眼光は敵の戦意を丸ごと削ぎ取ってしまう。
○スケルトン
 偽りの生命を吹き込まれた白骨死体。生ける屍。真の安息を得るまで、何度でも復活する。
○ドラゴンゾンビ
 死して後、魔法の力によって再生されたドラゴン。闇の力の影響を受けたため性質は恐ろしく凶暴。毒牙を振りかざし、HPが無くなっても一定の時間が経過することでよみがえる。
○プレデター
 己より弱きものすべての命を奪い去る「捕食者」。その名にふさわしいだけの高い攻撃力と防御力を誇る。どれだけ多くの血を吸おうとも、その凶刃がさびつくことはない。
○ヘルギガンテス
 異界よりあらわれた闇の巨人。知能が低く、攻撃的。返り血にまみれた拳は恐ろしい破壊力を持ち、鉄のような体はなみの攻撃など軽くしのぐという。
○ロトンウィザード・ロトンナイト・ロトンソルジャー 
 安息を得られなかった魂が闇の力により、かりそめの肉体を与えられてアンデッドと化したもの。生前と同じ力を持ち、HPが無くなっても一定時間で復活する。さらにその素手による攻撃は毒効果を持つ。
○ゾンビ
 何者かの手によりアンデット化した戦場で果てた男の戦士。生ける屍。死してなお戦場をかける。精神のみで動く屍なので、通常の攻撃では活動を停止させることができない。
○デスジャイアント
 サイクロプスがネクロマンシーによってアンデッド化したもの。
○デスヒドラ
 ヒドラがネクロマンシーによってアンデッド化したもの。
○インフェスト
 死霊の飛び交う闇の空間へ一定範囲の敵を引きずり込み、闇の風で生者に身体を切り刻むと同時に眠らせる。
 「異界に吹き荒れし紫黒の風よ、渦となり集えッ!インフェスト!!」
○冥界四武具
 アンサラー :『応酬』を意味する暗殺剣。
 タスラム  :『光速』を意味する魔弾。
 フラガラッハ:『報復』を意味する十字剣。
 ブリューナク:意志を持ち、自ら敵を貫くと云われる『貫通』を意味する魔槍。まれに即死効果を発動する。
○オードル
 冥府を支配する者。黒竜の杖を愛用している。
○死者の指輪
 『冥府の王デムンザよ、この指輪に封じられし災いの力と深い慈悲の心を我に与えたまえ…解けよ、封印ッ!!』
 
□地獄
 
 地獄の門を開けることで生者の魂を奪い取り、さらに眠りに誘う。(アビス)
 
□レリクス
 
 異世界。この世界の住人は、人間の世界の言葉を理解できない。
 元ネタはボーステック社のRELICS。RELICSとはReady Entrance Look at Identity Comport Serch yourselfの略。
 闇の支配者ヘルが支配する世界。
 はるか昔、互いに戦い合う2つの大きな意識があった。この2つの意識はぶつかり合い、いがみ合い、1つが5人の戦士、もう1つが大帝ヘルに姿を変えた。やがて2つの意識の戦いはある世界を舞台に5人の戦士の敗北をもって終焉を迎える。そして長い、長い時が流れた・・・
 
レリクス関連事項
○レリクスナイト
 レリクスと呼ばれる異世界から現れた狂戦士。出会った人間を狩る事が楽しみのよう。厚い甲冑の中は見る事ができない。また、言葉も通じないため、説得には応じない。


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