□概要 |
イヴァリースアライアンス第二弾。 ファイナルファンタジータクティクスに新ジョブやムービーなど追加した移植。 |
イヴァリースの物語を初めて語った作品であり、物語を整理することを考えて、この作品を作り直すことにしたとのこと。過去にあった要素は全部入れる予定。BGMは基本昔のままで新しくアレンジを加えるかも。 |
SRPGは敷居が高く思われるかもしれないので手軽にプレイできる携帯ゲーム機を選択、携帯機ならではの要素も盛り込む。 イヴァリースで最も有名なFF12があるのでグラフィカルな世界を見せたいという理由とPSからの移植が容易でVPの移植をリメイクした実績もありPSPを選択。 PS版を未だに遊ぶ人もおり、そのよさが崩れないよう手を加えた。ゲームバランスはあえて変えていないが、ウィーグラフ戦など一部非常に難易度が高い部分を若干調整。 ユニットの出撃数は変わらず、保存数は若干増加。 画面の比率が横に広がったので表示できる範囲を広げて、パラメーターなどの数値を端に寄せ遊びやすくなるように視認性を広げた。 |
□追加要素 |
■新ジョブ・新アビリティ |
○たまねぎ剣士Onion
Knight 全アイテムを装備できるが、これといった特技の無い悲しき剣士。 最強への道は遠く険しい。過酷な修行を乗り越えるとそこには…。 見習い戦士より弱くアビリティは一切覚えられない。 |
※企画当初から追加されることは決まっていたとのこと。 ※有名な伝説に登場する英雄たちの全員が、子供の頃はオニオンが苦手で食べることができなかったという。伝説は苦手を克服するくだりから始まり、そして苦難の旅へとつづく。これによりオニオンは困難を乗り越える象徴とされ、後に英雄の証となった。結果見習いと極めし者をオニオンに例えて表現するようになった。(FF12より) |
○暗黒騎士Dark
Knight 暗黒道を極めた闇の戦士。 命を犠牲に繰り出す『暗黒』で、立ちふさがる敵を粉砕する。 |
※キャメロット伝説のモルガンは偉大な魔導師にして暗黒道に堕ちた魔女とされる。(ベイグラより) |
●暗黒 暗黒騎士専用アビリティ。自分のHPを削って力に変える。 ・ウエポンバッシュ 邪悪な剣を使って攻撃し、ダメージと共に相手の動きを封じる。 ・ダークウエポン MPに直接なダメージを与えたり、範囲攻撃など多彩な攻撃を繰り出せる。 ・イービルブレード 一撃で複数の敵を攻撃。 ・ブラッドウエポン 与えたダメージを自分のHPとして吸収する。 |
○空賊Sky
Pirate バルフレア専用ジョブ。飛空艇で大空を自在に駆け回る自由人たちの総称。FF12RW参照。 シーフと空賊の両方の特徴を持っている。 |
●ターゲット 空賊専用アビリティ ・ハートを頂く 詳細不明 ・みだれうち 銃を連続で何発も連射する |
○モブハンター ルッソ専用ジョブ。密漁のアビリティがなくてもモンスターを捕まえることができる。 |
●エンゲージ 詳細不明 |
※FFTAにおけるエンゲージは戦闘を意味し、FF12ではレアモンスターを狙うハンターの集まり「ハントループ」がレアモンスターと戦うことをエンゲージと呼んでいた。 |
■新アイテム |
暗黒剣やオニオンシリーズなど新ジョブ専用武具やFF12などで登場した装備。また源氏シリーズも入手可能に。 |
■新キャラ |
・バルフレア FF12からキャラを追加しようという企画があがっており、彼以外考えられなかった。また武器が特徴的でゲーム的に面白くなるとの判断。ゲストキャラクターという扱いで専用のミッションもあり、そのシナリオはFF12スタッフが監修。 |
・その他 バルフレア以外にも存在する |
■新エピソード |
・バルフレアとの出会い メインストーリーでは絡まないが、仲間になるステージは専用のものがある。 |
・ルッソとの出会い |
・ウィーグラフとローファル ウィーグラフが神殿騎士となった経緯についてと思われる |
・ディリータとオヴェリア ゼイレキレの滝で北天騎士団の斥候とディリータ・オヴェリアで戦闘 |
・アグリアスとオヴェリア アグリアスとオヴェリア再会イベント |
・ムスタディオとラムザ 酒場でラムザがムスタディオに何かを渡すんだろ?という話をしている。奥の席にアグリアスらしき人物 |
・その他 プレイできなかったキャラクターを動かして戦うイベントもあるとか |
■追加クエスト |
儲け話(FFTAでいうところの派遣クエスト)のことと思われるが期待していただけるとのこと。 バトルクエスト等も追加されるだろうか。 |
■通信対戦 |
アドホックモード(PSP同士で直接接続)対応 |
・通信対戦 やり込んでも他人に見せるぐらいしかなかったので、それを遊びに発展させられないかと通信対戦が生まれた。 酒場でコロシアムの出場料を支払い、対戦相手を募集する「受け付け」、対戦に応じる「申し込み」のどちらかを選択。 対戦相手を募集した者がルール(トラップの有無や設置数、算術の制限、持ち時間の設定)や戦場(約70種)を決定。 ルールでトラップをONにすると6種類ある相手には見えないトラップを戦場に仕掛けることができる。トラップに引っかかった際は回避コマンドが表示され制限時間内に入力すると回避できる。 持ち時間は長考する傾向にあるSRPGをテンポよくプレイするために設定。 出撃可能ユニット数はそれぞれ5体で実際対戦を行う。 通信対戦独自の割り込み要素があり、攻撃の際に発生率は低いが!マークがランダムで出現し、タイミングよく○ボタンを押すとクリティカルやノックバックが発生する。 また攻撃の際相手とステータスが拮抗していると!マーク表示されお互い○ボタンを連打し、連打数の多い方の行動が成功する。コマンド選択後も緊張感を持たせるのが狙い。 どちらかが全滅するか持ち時間がゼロになると終了。ユニットが戦闘不能になっても消滅はせず戦場から離脱するだけ。 戦闘終了後どちらにも報酬を得ることができ、複数ある宝箱から報酬を選択。勝敗によって入手できる宝箱の数が変わる。通信対戦でしか手に入らないものがあり、PS版でなかったものやイヴァリースに関係したものがある。またレベルの低いチームでレベルの高いチームに勝つことにも入手率に少し関わる。 通信対戦で得たジョブポイント・ジョブレベル・報酬アイテムは引継ぎ、レベル・ステータス・所持金・装備・アイテムは戦闘開始前の状態にリセットされる。 |
・共同戦線クエスト メインストーリーとは別に二人のプレイヤーが育成データを持ち寄ってクリアを目指すもの(FFTAでもあった共同戦線クエストと同じものと思われる)。 専用のストーリーで世界観を壊さないことを前提にファンサービス的な内容になっている。強化されたボスや忍者が一斉に者を投げてくるなどがある。 酒場で共同戦線を申し込み、ミッションを選択。各プレイヤー三名まで出撃可能。 ミッションはものによっては連戦もあり、バランスはハード。ミッションの内容は単なる戦闘だけではなくチョコボを守ったり財宝を探すなど色々。変わった組み合わせや意外なキャラも敵になる。(ちなみにFFTAではプレイヤーが交互に攻撃しないとダメージを与えられない敵や固有キャラが勢ぞろいして敵として登場するなどの共同戦線クエストがあった) 勝利条件を満たすことでクリア。ミッション終了後報酬として金と宝箱が手に入り、宝箱の中には店では手に入らないアイテムもあるらしい。ミッション毎に称号(チョコボ愛好家Lv2等)がもらえ、プレイ内容に応じて五段階の評価がつき、高評価であるほど宝箱の数が多くなる。 またミッション自体は何度でもやり直せるので失敗しても構わない。 最後の方のミッションの連戦はかなり時間がかかるがかなりいい報酬が手に入る。 |
・チョコボ保護団 ・チキンレース ・宝箱争奪戦 ・トウホウフハイ ・家宝を取り戻せ ・うたげの夜 |
※ちなみにトウホウフハイはナナイ人生白書に登場するチョコボライダー・ジョーの亡くなったパートナーのチョコボと同名 |
■ムービー |
特定のイベントシーンはイラストタッチで描かれたセルシェードムービーになっており、全部で10本以上のムービーが入っている。イベントシーンはあまり激しくなく間を楽しむムービーにしているため予定よりかなり長くなった。イベントシーン以外ではタイトルの表示されるループデモ・オープニング・エンディングにムービーが追加される。 ムービーディレクターが絵コンテを描きムービーに仕上げてはプロデューサーの小菅氏に怒られやり直すの繰り返しだった。 FFT好きのメンバーがムービーにしたい場面をリストにしたところ一致した為どのイベントをムービーにするかはスムーズに決まった。 音声は入っておらず、無声映画のような演出を取り入れており、台詞は画面下部に表示される。強調したい台詞は画面を暗転させて台詞を中央に表示させている。衣擦れの音や足音など環境音などでも感情を表現している。 |