□世界観
□封穴のグリモアGrimore
 少年ルッソが発見した剣や魔法使いの挿絵の入った本には「空白を埋める者、その名を告げよ…」と書かれており、名前を書き込んだルッソは光に包まれ異世界イヴァリースへ旅立つ。
 イヴァリースへやって来た際何故か持っていた手帳が封穴のグリモアと呼ばれる魔道書。
 またイルーアのイラストにもルッソの持つグリモアと同じような魔導書を持っており、鎖で封じている。
 グリモアはイヴァリース関連作品として個々の作品の世界観をつなぐものであるとのこと。
 以下イヴァリースシリーズのグリモアについて。
ベイグラントストーリー
 魔法は“魔”(元々は魔界のものであり地上では特定の場所に存在する実体のないパワー)を利用した術のことで、古代キルティア時代では魔法が日常的に使用されていた。古代伝承学を信ずれば誰でも魔法を扱えるようにしたのがグリモアと呼ばれる呪文書。
 2000年以上前、古代キルティア時代の偉大な魔導師メレンカンプがこのグリモアを作成し魔の利用法を広めたとされている。
 グリモアの中には究極の魔法を記した魔道書の中の魔道書、グラン・グリモアと呼ばれるものがあり、これを使用した者は「世界の盟主たる力」を手にする契約を結ぶことができるという。
ファイナルファンタジータクティクスアドバンス
 ノアの方舟より以前に剣と魔法の栄えた世界、古代キルティアと呼ばれた時代があったという…。
 偉大な魔法文化は大洪水と共に滅んだがその時代を伺い知ることのできる手がかりが存在する。
 それは時の権力者の手によって闇に封印された古文書、“グラン・グリモア”
 今の世に何冊、残っているのかまったく不明だがその本を手にした者は世界を一変させる力を持つという。
 多くの者達がその力を求めて世界中を探し訪ねたが未だにその存在を確認できてはいない。
 いつしか、その偉大な魔導書はこう呼ばれるようになった。
“究極の幻想”(FINAL FANTASY)と…。
古代キルティア時代the ancient Kildean(Kiltia)
 剣と魔法が栄えた時代で大洪水で魔法文化が滅びるまでの時代を指していると思われ、ベイグラ・FFTAは古代キルティア時代終焉後の世界であり、FFTA2の現実世界はFFTAより時間が経過した
St.イヴァリースと思われる。
 この時代をうかがい知ることのできる古文書「グラン・グリモア」。FFTAで登場したグラン・グリモアにはFF12でも登場する亜人種(ヴィエラやバンガ等)の記述が存在すると思われ、ベイグラでメレンカンプの時代以前には“魔”を利用した機械仕掛けの像が存在していることやFF12のプロローグで魔法がいずれ当たり前でなくなることが示唆されていることからFF12の時代も古代キルティア時代に含まれると思われる。
 FF12では“魔”ではなく、世界のあらゆる場所に存在する自然エネルギー・ミスト(魔霧)を利用した魔法や機械の学問・機工学が発展している。魔とミストには魔法に利用されるパワーで機械の動力源となるなど共通点はあるものの設定的に大きな違いがある。同じイヴァリースが舞台であるものの開発の諸事情で細かい差異が存在しており世界観の共有というスタンスをとっている為こうなっていると考えられる。あるいは設定上魔とミストには何らかの関係があるのだろうか? FF12では神と呼ばれる存在が遺した言葉に「ミストの魔」という言葉はある。
 ベイグラでブレイブストーリー(FFT)の著者アラズラムの言葉が伝わっており、FFTの時代には魔法が存在していることからFFTもこの時代に含まれていると思われる。
 またFF12より2000年以上前、古代ガルテア時代の予言者キルティアはキルティア教を興しているが、古代キルティア時代との関係は不明。
□イヴァリース地域

 バレンディア・オーダリア・ケルオンの三大陸により構成されるイヴァリース。豊かな自然と季候に恵まれており、各地域の気候帯は大気中のミスト濃度と密接な関係がある。
 イヴァリース地域は世界の一部でしかなく、
イヴァリース関連作品はイヴァリース地域の一部が舞台となっていると考えられる。

オーダリア大陸the Ordalia Continent
 イヴァリース地域の西側に位置する大陸。西部から中央部にかけて肥沃な平野が広がり、東部は砂漠が大半を占める乾燥気候となっている。大陸の東部に位置するガルテア半島はバレンディア大陸とケルオン大陸の双方につながる交通の要所で、多くの国で支配権が争われてきた。
バレンディア大陸the Valendia Continent
 イヴァリースの北方に位置する大陸。
 一般に気候は温暖湿潤で穏やかで過ごしやすく他の2大陸に比べるとミストが非常に安定している。
 内ナルドア海から内陸に広がる丘陵地帯はイヴァリース有数の穀倉地帯であり、街や村落が多く造られている。
 大陸南東部は気流が不安定で陸路で行く者も多い。
ケルオン大陸The Continent of Kerwon
 オーダリア大陸の南東に位置する大陸。大陸の7割が森林におおわれている。地域による気候の差が激しく未開の土地も多い。またヤクトも多い。
■空中大陸(プルヴァマ)
 上空に浮かぶ大陸のことをプルヴァマと呼ぶ。プルヴァマが浮遊しているのは、地中に埋蔵された魔石に浮遊石が多く含まれているからといわれる。
 ナルドア海上空に存在する空中大陸郡には大小いくつかの浮遊大陸があるが、これらがいつ、どのようにして生まれたのかは謎に包まれている。
 浮遊する場所によって多少異なるものの、気候は概ね熱帯である。生い茂る原始林のジャングルには珍しい動植物も数多く見られる。
 浮遊大陸は魔石を多く含んでおり、飛空艇が一般的な移動手段となってからは魔石の採掘を目的に移住が行われた。
 ドルストニス大陸のビュエルバが浮遊大陸の中でもっとも大きい。
 その他神都ブルオミシェイス周辺に浮かぶ島々は大昔に空中大陸が崩れ落ちた名残とされ、今でもかすかな力を放ち飛空艇の浮力を奪うという。
ヤクトJagd
 大気中のミストや地中に含まれる魔石の影響により飛空石が正常に働かない場所をヤクトと呼ぶ。以前はヤクトでなかった土地が環境変化などで突然ヤクト化するケースもある。
 飛空艇が侵入できないために大国がヤクトを支配統治することはない。その結果、大半のヤクトは無法地帯と化している。
 しかし前バレンディア暦706年、ドラクロア研究所でヤクト対応型飛空石が開発されている。
□世界情勢
 バレンディア大陸の大半を支配するアルケイディア帝国とオーダリア大陸中央部を支配するロザリア帝国は200年以上に渡ってイヴァリースの覇権を争っており、来るべき大戦に備え少しでも周辺諸国を自陣営に組み込もうとお互い版図を拡大していた。
 前バレンディア暦704年、アルケイディア帝国が、バレンディア大陸南西の小国
ナブラディア王国とその隣国でオーダリア大陸東部ガルテア半島を統治するダルマスカ王国に侵攻し占領(ナルビナ戦役・ダルマスカ戦役)。ダルマスカ王家は断絶したと発表される。
 前バレンディア暦706年、アルケイディアに抵抗する占領された国々のレジスタンスを
空中都市ビュエルバのオンドール侯爵が解放軍としてまとめあげ、ロザリア帝国の策略によりアルケイディア軍と戦闘となる。その最中次期皇帝と目されていたヴェイン・ソリドールが戦死、生存していたダルマスカ王国王女アーシェ・バナルガン・ダルマスカと後のアルケイディア皇帝ラーサーの間で休戦が合意され戦闘は終結(バハムート戦役)。ダルマスカ王国復興へ。即位したラーサーによってアルケイディア帝国は平和路線に。穏健派のラーサーが即位した為ロザリア帝国は戦争の大義名分を失い、一応の安定が保たれる。(FF12)
 前バレンディア歴707年、ダルマスカ王国は独立国家としての体制を整え王女アーシェの戴冠式が行われる。
 同年浮遊大陸レムレースから召喚術と聖石が地上にもたらされ、エグル族や召喚獣がイヴァリースに侵攻した為アーシェやラーサーらがベイルージュ空賊団と共に処理にあたりこれを解決。(FF12RW)
FFTA2
 前バレンディア歴707年(FF12RW)に空賊デビューを果たしたヴァンが有名な空賊となっている為時期的には前バレンディア歴707年以降の話と思われる。ヴィエラ族のジョブに召喚士が存在しており、FF12RWでもたらされた召喚が広まっていることがうかがえる。
■後世
 この後世界観の共有という形で完全に同じ世界とはいえないが、FFT・ベイグラントストーリー・FFTA現実世界と時代が流れるものと思われる(
イヴァリース史参照)。FFTA2現実世界がどのような位置づけかは今のところ不明。
ミスト(魔霧)
 世界のあらゆる場所に存在する自然エネルギーで、生物や気候風土に影響を与える。ミストの量・質・タイプ・属性は地域によって差があり、それによって気候や環境に違いを生じさせる。
 ミストはさまざまな作用を発生させ魔法もその一種である。
 ミストは大気中や地中に含まれており地域によって濃度の差がある。通常は無色透明だが、一定の濃度になると黄色やオレンジなど色味を帯び、更に濃密な場合は具現化する。魔の気配が満ちミストが濃密な場所では霧のように見える。濃密なミストは危険であるが、魔力の回復を早めるという効果もある。
 強すぎるミストは害を及ぼし、急激な環境変化や動物の凶暴化などを引き起こし、ヒュムなどの種族でも気を失わせるなどの症状が出る。あまりに膨大なミストは臨界を越えて複合崩壊に達し、大爆発を引き起こす。
■ミストの利用
 ミストを利用する場合、魔石に含まれるミストを放出する方法が一般的である。強い作用を起こすには多くのミストを蓄えた魔石が必要。
 ミストを利用し始めた頃は魔法石と呼ばれる魔石を媒介として魔法を使う程度だったが、人工的に圧縮してエネルギーを取り出す技術が確立し、機工学が発展。
 前バレンディア暦700年代当時、人々の生活を支える技術はミストを利用したものがほとんどである。
魔石=クリスタルCrystal
 すなわちミストを含んだ石の総称。魔法と呼ばれるパワーの根源で魔法文化の起源。
 普遍的に存在するもので、ミストを安定した形が比較的容易に取り出せる為日常生活の中で普通に流通・使用されている。
 色や形、大きさは個々で異なるが、石の質には関係ない。小さくて効力の高い石もあれば、巨大だがミスト含有量がわずかで使い物にならない石もある。
 大半の魔石はミストを放出するのみで、新たに力を蓄えることはできない。ミストを失った魔石はただの石になる。
 長年の研究により、ある程度の力を有する魔石ならば人工的に製造することが可能になってきている。
 含有しているミストのタイプによって複数の種類に分けられ、魔法を使う為の魔法石・飛空艇の動力源となる飛空石・大陸を浮かせる浮遊石・召喚を行う為の聖石などが存在する。
機工学・機工術machinist techniques
 機工学とは機械工学や技術に関する学問。モーグリ族が得意とする学問であり、機工学の最高傑作である飛空艇を最初に作ったのもモーグリ族といわれる。
 前バレンディア暦706年当時、オーダリア大陸南西の
モーグリの都ゴーグは機工学の最先端。
機工士Machinist
 前バレンディア暦700年代当時、機工士は、機械に精通し飛空艇の製造や整備を専門に行う技術者の呼称。中には錬金術を極めたものがいるという特殊な地位。主にモーグリ族がこの職についている。
 究極の技術を身につけたエンジニアを機工師「エトーリアEtoria」と呼び、その大半はモーグリ族であった。
飛空艇
 飛空石の力で船体を宙に浮かせ、プロペラやグロセア推進などにより空中を飛行する航空機で、機工学の最高傑作。数世紀前にモーグリ族の機工師によって発明されたといわれる。
 前バレンディア暦700年代当時、イヴァリース地域ではもっともポピュラーな移動手段のひとつで、都市間の移動などは空路が一般的。個人所有の小型機から、軍用の戦艦までさまざまな種類の飛空艇が開発されている。
 飛空艇が空を飛び交うのが日常的な風景で人々の生活には欠かせないものになっている。そのため多くの若者、特に男子は飛空艇を乗りこなすことに憧れる。
 軍の飛空艇は駆逐艦・巡洋艦などの役割が決まっていて、300m以上の空母(それでも中規模)も存在。
 従来は機体の安定性を優先するが、アルケイディア製はスピードを重視する。水上船・飛空艇はビュエルバ・アルケイディア製が人気となっている。
 今作でも飛空艇が登場し、エアポート(モーラベルラ飛空艇港など)のあるエリアで料金を支払うことで利用できる。徒歩では行けない海を隔てた大陸をつないでいるとのこと。飛空艇に関連するクエストも存在。
■グロセア機関
 ミストが圧縮された時に発生するエネルギーを利用した動力機関でグロセアエンジンなどと呼ばれる。水上船や飛空艇等に使用されており、得られる推力をグロセア推力と呼ぶ。
 魔石が収められた基部のまわりにグロセアリングと呼ばれる回転によって出力を調整する青いリングがある。
 グロセア機関はイヴァリース全土に満ちるミストが動力源となっている為物質を大量に消費する必要がない。そのため、グロセア機関の発明により電気は衰退していく。
空賊sky pirate
 飛空艇で大空を自在に駆け回る自由人たちの総称。空賊とひとまとめに呼ばれているが、活動内容は個々人によって異なる。伝説の宝を追い求める者もいれば、モンスターを討伐するハンターや飛空艇上で取引が行われる商船や貿易船及び他の空族を襲撃し金品を奪う悪人もいる。アウトローな存在であるが、主に帝国の船を狙う者も多く帝国に不満を持つ民衆の人気は高い。
 かつてのイヴァリースに義賊としてふるまい英雄とうたわれる空賊が数多くおり、国々も公然と反抗しない限りは黙認してきた。現在でも地上からの介入ができないために行われる違法な取引を狙う空賊やバルフレアのような筋を通す空賊達は義賊と呼ばれる。国境やしがらみにとらわれない大空を自由に駆け回る姿に憧れを抱く少年が後を絶たない。
 しかし前バレンディア暦600年頃からアルケイディア帝国が空賊の取り締まりを始め、昔ながらの空賊は激減。空賊を廃業して賞金稼ぎへ乗り換えるという話も珍しくなく、単なる強盗に成り下がる輩も多い。現在は犯罪者の割合が大きく、それ以外の空賊も実質的には運搬業者であることがほとんど。
 同列に語られることの多い海賊もまた帝国の取り締まりにより現在は海運業を営む者が多い。海賊・空賊の多くは港町バーフォンハイムを拠点としており共闘することも少なくない。
 前バレンディア暦700年代初めにアルケイディア帝国による空賊の取り締まりが強化されたため、派手な動きをする者は減っている。空賊でありつづける者たちは、自らが空賊であることに意義と誇りを持っているといえる。
 前バレンディア歴706年バハムート戦役以降、アルケイディア帝国が防空体制を見直し自由な空へと繋がったことから空賊が増加している。
キルティア教The Light of Kiltia,the Kiltia sect
 古来イヴァリースには平和と自由を象徴する女神への信仰が多数存在し、土地・部族によって祀り方が異なっていた。
 前バレンディア暦700年代より2000年ほど前、予言者キルティアはその女神を光の神ファーラムと規定、オーダリア各地の民族宗教を二元論で体系化しキルティア教が成立。光の神・善神ファーラムを主神とする多神教で多くの神が存在する。
 開祖キルティアは布教の旅を続けた後にブルオミシェイスへ身をよせ、教えを広めていく。後世に信者達が神殿を築き上げており、ガルテア連邦時代に書かれた歴史書には既に神都の記述がある。教えはキルティアの死後も失われることなく、イヴァリース全土へ浸透する。キルティア教徒は自身をキルティアス
Kiltiasと呼び、教会の最高権威は大僧正Gran Kiltias。教徒は信仰の動作としてホーリーウィン(聖印)を切り、ファーラムと唱える。聖印を切る行為は後世のヨクス教、ファーラムと唱える行為はグレバドス教でも行われるが関係は不明。また名称が同じ古代キルティア時代との関連も不明。
 
往古の知識に精通したン・モゥ族達が長老としてキルティア教徒を導いているという特徴もある。
 各方面に多大な影響力を持つキルティア教会chrches of Kiltiaだが、政治へ介入することはない。当初は大衆への布教も盛んで一時は政治的権力を持ったキルティア教会だったが、ファーラムのもとで平等を主張した為支配者層に睨まれ弾圧対象となる。この反省により俗
世間から離れた個人の精神修養を勧める方向へ方針を転換、弾圧を恐れて政治的権力を放棄。以後、司祭以上の役を持つ者の政治介入を禁じ、各地の為政者とは互いの領地への不可侵協定を結んでブルオミシェイスの独立を保っており彼等は武力を持たない。前バレンディア暦706年当時には大衆層にはそれほど浸透しておらず、一種の教養として支配者層・富裕層に受け入れられている。
 これより数十年後、聖女アジョラがファーラムを唯一神とする新しい宗教(後のグレバドス教)を興し、勢力は衰退していく。
 政治的権力を放棄したとはいえ一部国家との繋がり自体はあり、
レイスウォール王当時の大僧正は王から覇王の剣を委ねられミリアム遺跡に封じている。前バレンディア暦700年代には神都ブルオミシェイスの大僧正はナブラディア(704年に滅亡)・ダルマスカ(704年に滅亡するが706年に復興)の王位継承者を承認する役目を持つ。
 信者の寄付で支えられており以前はナブラディアやダルマスカからも援助があった。特にダルマスカ王家は熱心な信徒でラバナスタの大聖堂を寄進されている。しかし両国滅亡により援助が途絶える。避難民が増え、巡礼に訪れる信徒は減っている為資金難に陥いった。
 前バレンディア暦706年、神都ブルオミシェイスがアルケイディア帝国に襲撃され、大僧正アナスタシスの死により新しい大僧正を決めなければならなくなるがよい候補がおらず存亡の危機に追い込まれる。その後ファーヴニルとの戦いで戦死したキルティア教徒イーハの意志を知ったレメリーがヒュムを率いてブルオミシェイスの復興に手を貸す。ヴィエラがヒュムを率いて働くという滅多にないことが起き、人々は神都の復興に動き出す。
 新たな大僧正を選出後も中立を貫き、上流階級からの支持も変わらない。
 
これより数十年後、聖女アジョラがファーラムを唯一神とする新しい宗教(後のグレバドス教)を興し、勢力は衰退していく。
種族Race
 前作で登場した種族に加え新しい種族を増やしているらしく、公式サイトでは汎用のキャラの種族は従来の5つ以外で2つ空きがある。
 FF12と同じ世界と公言されているので
FF12で登場した種族も登場すると考えられる。
ヒュム族Hume
 いわゆる人間族。もっともスタンダードな種族。突出した能力はないが、基本的になんでもこなすことができる。比較的物理攻撃に長ける。
モーグリ族Moogle
 手先が器用で機械工学が得意な種族。好奇心旺盛で世話好き。また、ちょっとしたいたずらや人を驚かせることも好き。それは人を喜ばせるためだが度がすぎることも。魔法能力に長け、どちらかといえば、好戦的であるため黒魔法を得意とする。語尾にクポがつく。
ヴィエラ族Viera
 気高く麗しい女狩人。しなやかな体格を活かした俊敏な動きが特徴で生まれながらのハンター。とがった耳は敏感な聴力を持ち精霊と交信することができるという。その集中力は凄まじく、特定の部位までも的確に狙い打つことができる。
バンガ族Bangaa
 トカゲのような尻尾を持っている。気性が荒く好戦的。肉体は強靭で、腕っぷしの強さを活かした攻撃を得意とする。彼らにとって「トカゲ」と呼ばれることは最大の侮辱。しゃべる時、んがンになる。
ン・モゥ族
 争いを嫌う穏やかな種族。気の流れを読み、時の流れを操ることができる。全ての種族の中で一番魔法に関する能力をもった種族で、どの種族からも一目を置かれている存在。
シーク族
 慢性的に肥満で豚から進化した種族。知能は低いが意外に俊敏で戦士として優れる。
 FF12はラ系の魔法までは使っていた。
■グリア族Gria
 二本の角が頭に生え、ドラゴンの翼と尾を持つ女性だけで構成される有翼種族。短距離なら空を飛べる。
 体格はヒュムより小さいが寿命はやや長い。ユトランド地方の少数民族。
 他の種族と交流はあるものの距離を保ちながら生活しており、積極的に外へ出ようとはしない。
 やや好戦的で物理攻撃を得意とする。
バクナムス族
 開発画面でバクナムス族らしきキャラが登場している。
■レベガージ族
 
レベ族と同系統の種族でレベ族とは違い二本の短い角を持つ。
 シドがこの種族である。
ジョブJob
 ゲームが進むとジョブを習得し、アビリティを取得するなど条件を満たすと転向できるジョブが増える。ジョブの中には特定の条件(特定のクエストをクリアする)を満たし心得を手に入れないと転向できないものが存在。
 ジョブは固有の技が使えるが固有アビリティを覚えるにはその力を秘めた装備品を装備する必要がある。同じ装備品でもジョブによって習得できるものが違う。戦闘中にアビリティを使用することで熟練度のゲージが貯まり、満タンになるとアビリティを取得できる。
 また前作で登場した種族は
ジョブも前作と同じものに加えていくつかの新しいジョブが加えられる模様。(ただしン・モゥのめたもる士はなくなっている)
■用心棒(ヒュム)
 神速の刀さばきで連続攻撃を繰り出す攻撃力の高い異国の剣士。攻撃力は高いが防御力が低い。
 固有アビリティは4種の属性攻撃「奥義」
・天雷
 隣接した敵に雷属性攻撃・追加効果バーサク。
■導士(ヒュム)
 攻撃・回復どちらも使える「大魔法」を行使する。
・ファイラ
・ケアルラ
・マジックバースト
 魔法と武器を連続で使用
■マスターモンク(バンガ)
 グラディエーターに匹敵するほど攻撃力が高く、回復技も使えるホワイトモンクの上位ジョブ。上級ジョブに分類。棒を装備できるが素手での攻撃も強力。
 固有アビリティ「拳技」
・浄体
 MPを使用せずHP&ステータス異常回復。
■砲撃士(バンガ)
 大砲で離れた相手にダメージを与える。
 戦闘中に攻撃力・攻撃回数・攻撃範囲・命中率の数値を上昇させることができる。
・リロード
 砲撃の攻撃力を高める為発射に時間がかかるが大ダメージを与える。
■トリックスター(バンガ)
 相手の心の隙をつきひるませる「幻惑」を使う。
・暗示
 相手をカエル状態にする
・アジテト
 敵に自分の最大HPから現在のHPを引いた数字分のダメージを与える。
・ブラシーボ
 相手を毒状態にする
■緑魔道士(ヴィエラ)
 固有アビリティはプロテスやシェルなど補助となる「緑魔法」
 スピードに優れ、ハンマー・メイスを装備できる。
・リープ
 味方の移動力をアップさせる。
■魔法剣士(ヴィエラ)
 ステータス異常を物理攻撃に付加する「魔法剣」を使用する上級ジョブ。
 クエスト「めざせ魔法剣士」をクリアすることでジョブチェンジ可能となる。
・オイル剣
 物理攻撃にオイルを付加。
・コンフュ剣
 物理攻撃にコンフュを付加。
■裏魔道士(ン・モゥ)
 異端とされる裏魔法に精通する上級ジョブ。
 固有アビリティはデスやドレイン・アスピル・グラビガなどの「裏魔法」
■学者(ン・モゥ)
 古の書物から得た「知識」を使う魔術師。
・生態の書
 指定の種族に全体攻撃
・しらべる
 敵のすべての持ち物を表示
■チョコボ士(モーグリ)
 チョコボに乗ることでチョコボの技を引き出して使うことができる。
 アビリティの取得はできないが全ての武器が装備可能でスピードはトップクラス。
 戦闘中にチョコボを瀕死に状態にすることコマンド「チョコボにのる」で騎乗でき、チョコボに乗ったまま戦闘が終了すると次の戦闘ではチョコボに乗って出撃できる。一度でもチョコボから降りるとチョコボは逃げてしまう。
チョコボ
 チョコボ・黒チョコボ・緑チョコボなどが登場し、色毎に使えるアビリティが変わる。
 アビリティにはFFTでも登場した
チョコボール・チョコメテオなどがある。
■魔砲士(モーグリ)
 魔力を大砲の弾に変えて戦う「魔砲撃」のアビリティを使用する上級ジョブ。
 射程距離が広く、離れた敵を攻撃し離れた味方をサポートすることができる。
 魔法を発射するには魔法チャージを行い、大砲に魔力を込める必要がある。
 クエスト「砲撃音とクポ声」をクリアすることでジョブチェンジ可能になる。
・ケアル砲
 遠く離れた味方のHPを回復する。
ラプター(グリア族)
 からめ手を使って敵単体を弱体化させる。アビリティ「強撃」
・パワークラッシュ
 物理防御力ダウン
・マインドクラッシュ
 魔法防御力ダウン
・シールドバッシュ
 ノックバック&ドンアク追加効果
■狩人(グリア族)
 
ヒュム族の狩人と同じジョブで追い払うやサイドワインダーなど前作と同じアビリティを使用できる。
■バスタード(グリア族)
 身の丈ほどもある大剣を使う戦士。アビリティ「野生」使用
・大回転
 周囲の敵を攻撃する
・不意打ち
 敵の体の向きによってダメージが異なる
・こん身の一撃
 敵に大ダメージを与える代わりに自身は攻撃後眠り状態になる
■風水士(グリア族)
 地形や天候の力を利用して攻撃する「風水」を使う。
・無機の力
 マップが無生物地形の時に使える、効果は不明
・シャインフレア
 晴れの時に使える攻撃
■レンジャー(シーク族)
 野戦を得意とするサバイバルの達人。「サバイバル」でトラップを仕掛けて敵を足止めし、マップに仕掛けられたトラップを見破る。
・みをかくす
 戦闘から身を守るアビリティ
・ステンニードル
 巨大なニードルのトラップを仕掛ける
■ラニスタ(シーク族)
 闘技場で戦い続けてきた剣士。HP・MPを吸収する技などアビリティ「たくみのわざ」を使用。
・とつゲき!
 敵を突き飛ばし、一定の確率で防具破壊。
・あんこく
 HPを消費して敵にダメージ
・つっコめ!
 クリティカルヒット率を上げる
・かたメろ!
 防御力を上げる
■バーサーカー(シーク)
 本能のまま全力で攻撃を仕掛ける戦士。
・とぎすます
 クリティカルヒット率を高める
・ずつき
 防具破壊
・うちくだく
 アクセサリ破壊
・グランドシェイク
 直線上の地上にいる敵をまとめて攻撃
■ヴァイキング
 武器を振り雷を落とす「あらくれ」を使う戦士。水地形で力を発揮し、ギルやアイテムを奪い、武器を破壊するアビリティなどを覚える。
・つなみ
 敵に大ダメージを与える。
・サンダガ
□専用ジョブ
■空賊
 ヴァン専用ジョブ。FFTのバルフレアと
同名のジョブで同名のアビリティ「ターゲット」を持つ。
・アークティハント
 与えるダメージが少ないが敵を倒すとおたからを盗むことができる。
・サルベージ
 マップに仕掛けられたトラップを解除しアイテムを手に入れる。
■踊り子
 パンネロ専用ジョブ。攻撃力・防御力は低いが踊りでサポート。
・ポルカポルカ
 調子外れのダンスで敵の戦意を喪失させ、物理攻撃力を低下させる。
・アンフェイス
 魔法攻撃力を下げる。
・二人のシルバ
 情熱的なダンスで敵を魅了し、HPを吸収。
吟遊詩人
 ハーディ専用ジョブ。聴く者に力を与える詩を歌う。
・戦いの詩
 対象の武器防御力をアップ
・名もなき詩
 味方にリレイズ・リジェネ・リフレクのいずれかの効果を与える。
エージェント
 アルシド専用ジョブ。女性ユニットにのみ有効なアビリティを持つ。
・エスコート
 女性ユニットをかばって代わりにダメージを受ける
・レセプション
 女性ユニットに補助魔法の効果
神獣Totema
 古の昔に神が創りあげたという異形の者達の中でも闇の異形者と呼ばれる者達のことと思われる。
 彼等は人間を超える強大な知恵と力を与えられたが自らを過信した末、神に戦いを挑む(
千年神戦争)。神は彼らを打ち倒し、魂と肉体を獣印へと封じる。魂はミストにつなぎとめられて時の終わりまで自由を奪われた。
 以後彼らは獣印によって魂が召喚された時のみ、召喚主の僕として生きるという定めを受ける。
 各神獣に対応するアクセサリー(魔人のペンダントなど)を持っているキャラのスマッシュゲージが満タンの場合神獣召喚することができ、召喚された神獣はフィールドの敵全員に攻撃を行う。神獣の技はFF12の
召喚技と同じもの。一つのバトルで召喚できる神獣は一体につき一回のみ。アクセサリーは特定のクエストで手に入る。
ジャッジJudge
 前作のジャッジとは違った意味でのイヴァリースの秩序を守る法の守護者。
 数百年前に大魔道士ラザフォードがロウとジャッジを世界にもたらしたとされている。
 エンゲージ開始と同時に登場しロウを宣言。ロウを守っている間は戦闘不能状態からレイズなどで復活させることができ、能力アップや種族に影響するジャッジの能力「クランアビリティ」でメンバーを助ける。しかし違反した場合はそれらを一切受けられなくなる。またジャッジは相手チームに影響を与えない。
 またロゴにはジャッジが描かれ、ルッソのイラストには
ジャッジメントソードが描かれている。
 
アルケイディア帝国公安総局(通称ジャッジ)との関係は不明。
クラン
 種族を超えた同志が集まり、イヴァリースにおける種族や地域ごとに依頼「クエスト」を請け負い報酬を得ている便利屋組織の総称。世界各地に存在している。
 各クランはジャッジという法の監視者に守られている組織とそうでない組織が存在。ジャッジつきのクランではジャッジが宣言するルール“ロウ”を守ることで能力をアップさせるなどのジャッジの能力「クランアビリティ」の恩恵が受けられる。
 ジャッジ付のクランはジャッジにクラン入りを申し込むことでメンバーになることができる。
■クランスキル
 手先の器用さなどモノ相手に上手く物事を運ぶことのできる技量スキル・人相手にうまく物事を運ぶことのできる交渉スキル・仲間とうまく協力することのできる連携スキル・状況判断などの臨応スキルの4つが存在し、スキルが高いほど受けられるクエストが増える。
 クランスキルは通常のクエストをクリアすることで徐々に増え、称号を手に入れることで変化する。
■称号
 クラントライアルにおいてジャッジの課題(特殊なクエスト)をこなすことで手に入れることができ、クランスキルに変化を与える。称号は一つだけ持つことができ、他の称号に変更するには新たなクエストを受ける必要がある。やり手・切れ者・ハッスル・手だれ・くろうと等が存在する。
■クランアビリティ
 クラントライアルでクエストをクリアすると手には入る。複数所持している場合エンゲージ前にどのクランアビリティを使用するか選択できる。
■オークション
 エリアごとにあるオークション会場で、クエスト成功時に手に入るクランポイントを用いて出品されたエリアの利権を競り落とす。競り合ってチャンプとなった場合エリアに王冠のマークがつけられ、クエストの情報料が安くなりショップの商品価格が安くなるなど特典がある。またエリア特産品が贈られたりもする。
 出品される利権はそのオークション会場があるエリアに存在する拠点のみ。
■エンゲージ
 前作の異世界イヴァリースではすべての争いをエンゲージと呼んでいたが今作でも同様。
 FF12では
レアモンスターを狙うハンターの集まり「ハントループ」がレアモンスターと戦うことをエンゲージと呼んでいて、クランではエンゲージという言葉は使われていなかった。
□各地のクラン
■ガリークラン
 シドをリーダーとするハンター集団。ルッソが入ることになるクランである。
 自由気ままな活動を行っているため小規模なクラン。
■カミュジャ
 グラスの町を拠点とする犯罪組織。所属メンバーはシドと旧知の仲である。
※FFTでもカミュジャが登場するが関連はないものと思われる。
■ガストオブカモア
 カモア近辺を仕切る戦闘クラン。
■ヴェルガー海賊団
■黄色の翼
セントリオ
 王都ラバナスタに本部を置く新鋭のクランで、モーグリ族の青年
モンブランによって作られた。
 数多いクランの中で新米であるセントリオが着々と実績をあげているのは、リーダーであるモンブランを中心にクランメンバーたちが互いを信頼し、確実に仕事をこなしているからだといえる。
 セントリオは構成メンバーの種族が多様なことでも有名で古参のクランメンバーである
マッケンローはン・モゥ族、エースハンターのカロリーヌはヴィエラ族とバラエティに富んでいる。他にはバンガ族のモーニ、シーク族のバンサトなどが所属。
 戦闘が不向きな為スカウトの仕事をしていた
トマジによってセントリオに入ったヴァンは多数のモブを退治していたが、空賊として活躍している現在セントリオとの関係は不明。
パブ
 多くのクランはパブに集まるため、噂話やクエストはパブに集まる。パブで請け負いたいクエストには情報料を支払い契約を交わす。
■パブメニュー
・クエストをうける・うけているクエスト
 依頼者からクエストを受けたり受けているクエストを確認する。
 クエストは仲間に任せることもできる。
 クエストはランクが存在し(20まで確認)前作と同じく必要アイテムやクランスキル、有利ジョブ、日数などが存在する。キャンセルできないクエストもあり、これがメインクエストと思われる。
・ウワサ話をきく
 街の情報や隠されたアイテムなどの情報を聞ける。噂話を聞くことでクエストが発生したりする。
・フリーペーパー
 瓦版や張り紙などを見ることができる。クエストの後日談など他のキャラクターの手紙などもあり、特定のフリーペーパーを見ることで発生するクエストがある。
・クラントライアル
 クランを強化する特殊クエスト。ジャッジの課題をこなし、クランスキルに変化を与える称号(やり手・切れ者・ハッスル・手だれ・くろうと等)を獲得することができる。またクランアビリティも習得できる。
合成
 ショップで装備やアイテム購入の他、「ほりだしもの」を選択すると土の石などの「おたから」から装備品などを合成できる。ショップの新規商品は合成を通して追加される。
 おたからには、魔石・金属・骨などのカテゴリーとS〜Dまでのランクが設定され、3つのおたからを組み合わせることで合成が行われる。基本的には同一ランクでのみ合成が可能。一部例外でランクの違うおたからと合成できる物もある。
 おたからの中には敵から直接奪えるものがあり、敵のおたからを見破るアビリティもある。
□イヴァリース文字
■イヴァリース文字
 FF12で登場したイヴァリース文字らしきものが使用されている。
□暦
 前作の異世界では王者の月・猛者の月などの5つの月で構成される暦が採用されていた。
 今作では金夏の月20日というような暦が現実世界の方で使われている。異世界でも同じかどうかは不明だが12月あるらしい。
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