■Q版世界観-全般
ゼテギネア神話
 その始源、世界は天と地の区別はなく、スープのような状態であり、ただ虚無だけが満ちていた……。一筋の光がその世界に生まれると、光は闇を作り出した。光からガリンガ、闇からはウンディガという二人の巨人が生まれ、互いにいつ果てるとも終わらぬ戦いを始めた。
 この書き出しで始まる「ゼテギネア神話」は紀元前4000〜3000年頃にバルカン半島東岸、エーゲ海、黒海、カスピ海に囲まれた周辺地域で広く信仰されていた。紀元前3000年頃に小アジアを中心とする地域をヒッタイト人によって統一されるまでは、このゼテギネア神話に登場する神々が崇拝の対象となっていた。19世紀後半に大規模な発掘調査が実施されゼンダという名の遺跡から出土した古バビロニア期(紀元前1900〜1700年頃)のものでシュメール語で書かれた粘土書板「古ゼンダ」から詳細な内容が明らかにされた。
 世界の創世から人類の誕生、そして神々の戦争等が描かれている。ゼテギネア期の人々にとっては単なる御伽話として扱われることが多く、時代と共に忘れ去られた神や物語も少なくなかったが、自然界を構成する6つのエレメントを治める神々は、人々の心と生活にいつまでも密接に結びついていたという。ゼテギネア大陸ではゼテギネア神話と呼ばれ、ガリシア大陸ではガリシア神話と呼ばれていた。また古ゼンダには、ゼテギネア神話だけでなく数多くの英雄の冒険譚や事件、ゼテギネア期の歴史が記述されている。
※SFC版TOのチラシに記述されたフィクションの設定です
□オウガバトルサーガ
「古の昔、力こそがすべてであり、鋼の教えと闇を司る魔が支配するゼテギネアと呼ばれる時代があった」
 この一節で有名な「オウガバトルサーガ」は1895年フランスの調査隊によって発見された。調査隊は古都ダウラ(黒海沿岸の遺跡)より大量の楔形文字粘土書板を発見。「古ゼンダ」と同じく古バビロニア期(紀元前1900〜1700年頃)のものと推定され、神話や英雄伝説を元にしてシュメール語で書かれた一大叙事詩であり、ギリシャ神話を伝えるホメロスの「オデュッセイア」や「イリアス」に匹敵するほどの大発見として世を騒がせた。「古ゼンダ」にも記述されているオウガバトルから大陸統一(紀元前3200年頃)までが全八章で描かれ、大陸を統一したゼノビア王朝の変遷に焦点をおいて脚色されている点が注目されている。※1
 オウガバトルシリーズは『オウガバトルサーガ』を共通のバックボーンとしており“何故、人は争い、傷つけ合うのか?”というテーマで物語が描かれている。
 現在までにサーガ本編であるエピソード5・6・7、外伝として皇子の章※2・オウィスの章が発表されている。
 エピソード5「伝説のオウガバトル」・エピソード7「タクティクスオウガ」発売後、サーガ原作者の松野氏が移籍しており、プロット等をクエスト社に置いていってはいないため、OB64以降のエピソードや設定はクエスト社が再構成したものと思われる。ここではOB64以降の設定と差異が存在する「タクティクスオウガ 運命の輪」以外のオウガシリーズをQUEST版サーガ(Q版サーガ)として扱ってる。
Episode I-VI
 サーガの始まりはオウガバトルとされている。
 エピソード1・2を一本のゲームとして発売する可能性もあるというコメントが昔のファミ通に載っていたらしい。
 エピソードの中には、王女ラプニカとゼテギネア大陸を平定した5人の勇者の一人である剣士グランとの悲恋を描いたものがあるという。エピソード5以前の話なのでエピソード2〜4のいずれかが5人の勇者が大陸を平定するゼテギネア戦乱の物語になると思われる。
Episode of Prince
Prince of Zenobia
Episode V
The March of the Black Queen
伝説のオウガバトル外伝
 NGPC メーカー/SNK
 エピソード5で登場するトリスタン皇子の若き日の物語。親友ケイン、剣の師エストラーダに囲まれながら、彼がどのような日々を送って成長したのかが描かれる。
伝説のオウガバトル
 SFC/SS/PS/iアプリ/VC メーカー/クエスト他
 5人の勇者が平定したゼテギネア大陸は五王国によって分割統治されていた。しかし25年前、ハイランドは他の四王国を相手に戦争を始め、ゼテギネア大陸を統一。
 その名を神聖ゼテギネア帝国と変える。帝国暦24年、帝国による恐怖政治が行われる中、滅ぼされたゼノビア王国の残党を核とした反乱軍が最後の戦いを始めた。
Episode VI
Person of Lordly Caliber
Episode of Ovis
The Knight of Lodis
オウガバトル64
 N64/VC 開発/クエスト 発売/任天堂

 ゼテギネア大陸を旅立った勇者達。彼らが潜入したのはローディス教国に従属したパラティヌス王国。強制された階層制度により、保身ばかりを画策する王侯貴族と虐げられる民衆とに割れており、その不満が反乱となり、やがて革命につながる。
タクティクスオウガ外伝
 GBA 開発/クエスト 販売/任天堂

 エピソード7のサイドストーリー。ガリシア大陸の西に位置するオウィス島は、15年前ローディスから改宗を迫る侵略を受けフェーリス公国の管轄となった。同公国の騎士団に所属する若きローディス騎士がオウィス島に派遣され、葛藤し.迷う過程が描かれている。
Episode VII
Let Us Cling Together
Episode VIII
タクティクスオウガ
 SFC/SS/PS/VC メーカー/クエスト他

 ヴァレリア島ではドルガルア王の死後、後継者不在からウォルスタ・バクラム・.ガルガスタンの3つの民族に分かれて内乱に突入。
 ヴァレリアをめぐる覇権争いやローディスの暗躍が描かれる。ウォルスタ解放軍の残党がゼノビアから訪れた騎士達の協力を得て、新たな局面を迎える。
 サーガ最終章。大陸統一が描かれているというが詳細は不明。
 ゼノビア・ローディスの決戦、神の血を引く者に転生したラシュディやゼテギネア・ガリシア両大陸の覇権を狙う東方騎馬民族も絡み、大いなる戦いが勃発。
 OB64の複数のEDによりパラティヌス王国によって東方騎馬民族は全て退けられ、ゼノビア側の陣営が大いなる戦いを制したものと思われる。
キーワード
天空の三騎士 聖剣ブリュンヒルド
 オウガバトル時代、人間がオウガに追いつめられた時、十二人の賢者と共に天から舞い降りカオスゲートを封印して悪魔の助力を断ち切ったとされる。これによって、形勢は逆転し、人間達が勝利した。  悪鬼たちが地上を去る際、オウガバトルの再来を予言した。不安がる人間達の為に三騎士の一人が一本の剣を地上に残した。
 この剣を持つ者は神と交信出来ると言われており、同時に天空や魔界を行き来するために使用されると言う。人々は聖剣を崇め、その剣を密かに隠すことにした。来るべきオウガバトルの再来のために。
カオスゲート 王道と覇道
 地上と異界をつなぐ魔法の門、神が造りし神の道。通常カオスゲートは、聖剣の力を借りない限り人間の目で見ることはできない。
 古代の遺跡などに封印されている場合が多い。
 王道とは善き心、善き行いによって人心をつかむ統治の方法で民に愛される王者の道である。
 覇道とは力のみで人心を支配する統治の方法。強烈なカリスマで統治する独裁者の道である。
 サーガ本編の主人公達は基本的に王道を求めることになる。
暗黒道 ローディス教国
 力のみを信じ、必要以上に力を求めると暗黒道に導かれる。暗黒道に堕ちた者は精神をおかされ欲望にのまれて狂気に走る。
 また高位の魔界の住人や暗黒道に堕ちた人間達の発する冥い波動は周りの人間をも暗黒道に引きずり込むという。
 サーガの中では暗黒道によって様々な悲劇が引き起こされた。
 サーガ全体を通して登場する軍事大国。ローディス教を国教としており、異教徒に占領された聖地アヴァロンの奪回と近隣諸国の教化・異端排除を目的として光焔十字軍を結成。
 三度の遠征によってガリシア大陸の大部分を支配下に置く。ローディスの侵略が様々な悲劇を生む。
宗教戦争
 天空の三騎士と共にカオスゲートを封印した十二人の賢者たちは、オウガバトル後野に下り、地上人に多くの知識を与え神の教えを広めた。
 長い年月が過ぎ、聖者ローディスがガリシア神話(ガリシア大陸におけるゼテギネア神話)を信仰の基とするローディス教を興す。やがてガリシア大陸ではローディス教を国教とする様々な国・民族が集合体となりローディス教国が興される。
 さらに後の時代、ゼテギネア大陸でゼノビア王国を建国した皇子ロシュフォルはロシュフォル教を興してゼテギネア大陸に広める。またローディス教でも聖地とされるアヴァロン島をロシュフォル教の総本山とした。
 ローディス教国ではサルディアン教皇の主唱により異教徒に占領された聖地の奪回と近隣諸国の教化・異端排除を目的とした光焔十字軍を結成。大規模な遠征が始まる。
※1.SFC版TOのチラシに記述されたフィクションの設定です
※2.皇子の章は勝手につけたもので公式のものではないです、攻略本にはEpisode of Princeと表記されています。またオウィスの章は公式のものですがEpisode of Ovisは公式のものではないです
□オウガバトル伝説

「古の昔、力こそがすべてであり、鋼の教えと闇を司る魔が支配するゼテギネアと呼ばれる時代があった」

 母なる大地に伝説あり。人間と鬼の覇権を巡る果てしなき争い。オウガバトル伝説である。
 神々が人間を創造した頃、魔界では悪魔たちがオウガと呼ばれる鬼達を作り出し、下僕とした。

 オウガバトルよりも前の時代、豊穣と葬儀の女神バーサに愛された人の王がいた。
 王はバーサ神との間に娘『ダニカ』を授かる。バーサ親娘は共に『豊穣』の力を持ち、王の治める大地に繁栄をもたらした。
 ある時ダニカは魔界の王にして冥界の王でもあるデムンザの手により連れ去られてしまう。
 娘を奪われたバーサと王の悲しみは、地上を冷たく作物の育たぬ世界へと変えてしまったが、その涙が枯れた時、バーサはダニカを取り戻すことを決意する。
 バーサは冥界へと続くカオスゲートを開き、王と共に冥界へと下った。
 デムンザはバーサに対し、ダニカを返す条件として『魔界に恵みを与えること』を要求した。それを受け入れたバーサは、痩せた魔界の大地に恵みを与え、
デムンザの手からダニカを取り戻す。デムンザはバーサから得た恵みを糧に、地上への侵攻『オウガバトル』(悪鬼と人間の、悪魔と神との最終決戦)を始める。

 デムンザの策略によって、人間たちはオウガと大地をめぐって争わねばならなくなった。
 戦いは何千年にも及び、人間は天を支配する神を、悪鬼は魔界を支配する悪魔をそれぞれ味方につけて戦い続けた。しかし軟弱な人間は悪鬼たちの圧倒的な戦力の前に成す術なく、多くの人間が殺され、滅亡の寸前まで追いやられたと言う…。
 そんな時、フィラーハの意を受けて天空から舞い降りた三人の騎士と十二人の賢者たちは、大地と魔界をつなぐカオスゲートを封印し悪魔の助力を断ち切ることに成功した。瞬く間に形勢は逆転し、激しい戦いの末、人間は勝利し、大地の覇権を手にした。
 戦いを終え、三騎士は天空へ戻り、十二人の賢者たちは野に下り地上人に多くの知識を与えた。こうして人間は大地の覇権を手にし、今日まで続く文明を築いたのである。しかし不安がなかったわけではない。
 悪鬼たちが地上を去る際、オウガバトルの再来を予言したからである…。
 オウガバトルが終結した後になっても、人間は争いを止めようとはしなかった。勝利に溺れる人間は、“争い”は次の文明を生む“礎”だと語る。人間に助力したことを悔やんだフィラーハは、天界に住む他の神々や戦士たちに下界と関わることを禁じた。
 下界を哀れんだ三騎士の一人は命令に背き、いつでも神の助力を得られるようにと一本の聖剣を残した…。
 聖剣の名はブリュンヒルド。この剣を持つ者は神と交信出来ると言われており、それは同時に天空や魔界を行き来するために使用されると言う。人々は聖剣を崇め、その剣を密かに隠すことにした。来るべきオウガバトルの再来のために…。
□世界地図
※公開されている地図を強引に繋げているので位置関係や大陸や島の大きさなどは参考程度に
 伝説外伝の舞台において、リヒトフロスはゼノビア王国の影響を受けてはいるものの公式な位置関係は明かされていない
□ゼテギネア神話信仰

 この世界にはゼテギネア神話やガリシア神話が存在し、数多くの神々が存在する。時代が下るにつれ、人々に忘れ去られた神や物語も少なくないが、中でも自然界を構成する風・炎・大地・水・光・闇のエレメントを治める神々は、人々の心と生活にいつまでも密接に結びついていた。
 オウガ世界では、これらの信仰が人々の性格付けに大きく影響する。信仰は大きく分けて、アライメントとエレメントの二つの要素から成り立っている。
■アライメント
 心の中にある「自由と束縛」の要素のことを意味する。光と暗黒で構成される。
 光は束縛による規律で秩序を保とうとする力。聖なる方向へと導かれる。光と戦争の神イシュタルが司り、暗黒の力と対立する。
 暗黒は自由を求めるが故に混沌へと導いていく力。暗黒神アスモデが司っており、光の力と対立する。アライメントは人の性格や主義を表し、大きく分けて3
つに分かれる。
・Chaos=混沌と自由
 自分の価値観や理想を尊重し、他からの制限を嫌悪する。その自由奔放さが良いほうに働けば、既成概念にとらわれない大人物の素質がある。
 が、悪くすれば単に秩序を乱す欲望の奴隷となる。
・Neutral=中庸
 LとCの中間。固定化された価値観を持たず、客観的な視点から物事を判断し自分の利を見定める。
・Law=秩序と束縛
 法と秩序を尊び束縛される。法やモラルによる秩序のとれた社会を好み、そのために自分の自由に制限を受けても由とする性格。
 現実主義で個人より組織の利益を優先する。
 L(ロウ)は光(神聖)、C(カオス)は暗黒よりの資質であることを表し、対応する戦場の気の影響を受け、N(ニュートラル)はその中間を表す。
 神聖を象徴する言葉
  信念を宿した剣で規律を断ち、天に信頼を求めて真理を捧げ、大地から平和を求めて秩序を耕す
 暗黒を象徴する言葉
   憎悪を宿した剣で希望を断ち、天に犠牲を求めて愛欲を捧げ、大地から変革を求めて混沌を耕す

 アライメントは側にいる者や行動自体に影響を受け変化します。また反発するアライメントは攻撃などに影響を与えます。また昼はアライメントの高い者が低い者との戦いに有利となり、夜はアライメントの低い者が高い者と戦うのに有利となる。またアライメントは主にクラスチェンジに影響する。(これらは各章で採用されているシステムによって変わる)アライメントをOB64を元に数値化すると以下のようになる。

0〜14

15〜28

29〜42

43〜57

58〜71

72〜85

86〜100

CC

NC

NL

LL


エレメント
 世界を構成する4元素で、それぞれを司る神が信じられている。人々は、これらの神の守護を受けて生活している。水と炎、風と大地は反発しあう対立した関係である。戦闘フィールドの地形や、魔法の効果などに影響がある。
 アライメントとは違い一生変化することはない。例外として(TO外伝において)、エレメントを変化させる方法が存在する。また、一部の者でエレメントを持たず神聖・暗黒のアライメントだけしか持たない者もいる。
 アライメント・エレメントは魔法の属性と同じであるが、どの属性にも属さない竜言語魔法が存在している。
 水は嫉妬深い処女神、水神グルーザが司り、川や海、湿地などの水に関係した土地に強く働いている力。
  象徴する言葉
  静める水
  賢才を宿した剣で静寂を断ち、天に純潔を求めて博愛を捧げ、大地から平穏を求めて理想を耕す
 炎は聡明な炎神ゾショネルが司り、強く影響する地形は少ないが、人々の生活には欠かせない力。
  象徴する言葉
  猛る火炎
  情熱を宿した剣で欲望を断ち、天に武勇を求めて栄光を捧げ、大地から争乱を求めて名誉を耕す
 大地は豊穣神でもある大地神バーサが司り、大地に住むものに恵みを与える力。大半の地形に影響を与えている。
  象徴する言葉
  堅き大地
  雄健を宿した剣で束縛を断ち、天に肉体を求めて包容を捧げ、大地から豊穣を求めて名誉を耕す
 風は海の守護神でもある風神ハーネラが司り、水や大地ほどではないが、大半の地形に微妙に影響を与えている
  象徴する言葉
  天吹く風
  鋭気を宿した剣で漂白を断ち、天に勝利を求めて自由を捧げ、大地から繁栄を求めて流転を耕す
□ゼテギネア暦
 ゼテギネアでは1年が15ヶ月に分かれ、それぞれ以下のように呼ばれています。
 また、ゼテギネア歴の15ヶ月は、太陽暦と以下のように対応しています。因みにうるう年は、 (タクティクスオウガ コンプリートワークス上では)水竜の月が1日増えて対応します。
神竜の月: Deus (the Divine Dragon)  1月 1日〜 1月24日
地竜の月: Tierra (the Earth Dragon)  1月25日〜 2月18日
水竜の月: Agua (the Water Dragon)  2月19日〜 3月13日
影竜の月: Sombra (Dragon of Shadow)  3月14日〜 4月 6日
白竜の月: Branca (the White Dragon)  4月 7日〜 5月 1日
炎竜の月: Flama (Dragon of Flame)  5月 2日〜 5月25日
風竜の月: Vento (the Wind Dragon)  5月26日〜 6月18日
金竜の月: Ouro (the Gold Dragon)  6月19日〜 7月13日
雷竜の月: Trueno (Dragon of Lightning)  7月14日〜 8月 6日
闇竜の月: Trevas (Dragon of Darkness)  8月 7日〜 8月30日
海竜の月: Oceano (the Sea Dragon)  8月31日〜 9月24日
黒竜の月: Preta (the Black Dragon)  9月25日〜10月18日
双竜の月: Gemeo (the Two-Headed Dragon) 10月19日〜11月11日
火竜の月: Fogo (the Fire Dragon) 11月12日〜12月 6日
光竜の月: Raio (Dragon of Light) 12月 7日〜12月31日
□亜人間と魔獣
 亜人間とは妖精など人間ではないが人間の姿形に近い姿をした者達。
 魔獣は獣のような姿をしている巨大な生物。
 OB64の話によると以前は魔獣や妖精と人間は共存関係であったという。しかし人口増加にともなって人間は彼らを追い出し山間などのわずかな地へ追いやった。一部の者に至っては戦争の道具として扱うようになっている。
 バルタン・レイヴン・ホークマンなど有翼人の一部の中には人の社会に入り、人と同等の立場で活動している者達もいる模様。
□単位
■通貨
 Goth(ゴート)が用いられる。ゼテギネア大陸・ガリシア大陸・ヴァレリア諸島と幅広く一般的に使用されている。
■距離
 バームが用いられ、1バームは大人の足で1500歩分に相当する。
 例としてカストロ峡谷は全長580バーム 幅75バーム 最深1.8バーム
 7リーグブーツというアイテムが存在するが、リーグという単位が一般的に使われているかどうかは不明である。
■高さ
 バスが用いられる
 例としてブリガニア平原標高4200バス ラムゼン号沈没 レーゲット島沖20バーム
※松野氏のツイートによるとバーム・バスに元ネタはなくメートル変換可能だがその資料が手元にないので1バーム・1バスが何mだったかは現在は不明。また旧海外版TOのバームがフィート、バスがマイルに訳されているが、これらについてはあずかり知らないことで設定的にも関連することは一切ないとのこと
□古代神聖文字
 古代に使われていた神聖文字。古代の遺跡やカオスゲートの封印に使用されていた。B.C.3200年頃までの使用も確認されている。
 恐らく、紀元前3000年頃の小アジアを中心とする地域が、ヒッタイト人に統一された事で完全に廃れたものと思われる。開闢王の時代の究極の力を記した古文書や、ベルサリア王女の紅光の首飾りなどにも使用されていた。僧侶などは、これらを習うらしくカチュアもまた古代神聖語を読む事ができた。
 詳細は不明だが、以下オウガバトルサーガに登場した古代神聖語を紹介。

 ラボン・ベルサリア・ザン・フォン・デストニア・レラ・フィーナン
 Labon Bersalia Zan Von Destonia Lera Finan
 『我が娘ベルサリアに永遠の愛を』
 (Eternal love to my daughter Bersaria)


 ドルガルアがベルサリアに贈った紅光の首飾りに記された古代神聖文字。

 ベルロウダ・オンヌ・バリンダ、フィンザラ・レンヌ・フィラーハ
 Belrowda Onnu Barinda Fyzanla Lenne Filaha…
 『いにしえの争いより閉ざされた封印よ、主、フィラーハの許しを受け、その役目を終えよッ!!』
 (Now your lord Filaha will allow you to break the seal…)


 バルバスが王家の遺産の封印を解く時に使用した呪文。

 デ・バリルヌ・ザイクロウス・フィザンラ・レンヌ・ラシュディ
 De Bariln Xykrouss,Fynzala Renne Rashidi


 ゼーダがマーリの封印を解いた時の呪文。後半のフィザンラ・レンヌ・ラシュディは、王家の遺産の封印を解く呪文から『ラシュディの許しを受けその役目を終えよッ!!』だろうか?ただしフィザンラ・フィンザラの違いはある。


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